酪農家の皆様へ

関係者からも、酪農家の皆さんへの熱いメッセージが届いています。

福島県酪農業協同組合 組合長 但野 忠義 氏

元来、稲作や果樹園として利用しがたい土地を畜産が活用し、農地・国土を保全する機能を畜産が担ってきました。そして、人間が食べられない牧草を牛が食べて、肉となったり、牛乳を与えてくれたり、さらには排泄物が土地を痩せさせることなく肥沃にしてくれたのです。総合的に考えた時、家畜の中では牛が最も生産性が高いのではないでしょうか。循環型農業の基軸を担っているのは酪農であり、だからこそ、日本酪農の重要性については、国民の皆様に必ずご理解いただけると思っています。損得の世界だけではなく、酪農の良いところを見せていれば、必ずや後継者も育つと思います。昨今、バター不足が社会問題になりましたが、考えようによっては生産量を増大する伸びしろがあるということでもあります。さらには、私たちの優れた牛乳・乳製品を海外に輸出することも夢ではありません。
是非、酪農家の皆さんには自信を持って、日々の作業に取り組んでいただきたいと思います。