加工原料乳かこうげんりょうにゅう
 「加工原料乳」とは、指定乳製品その他政令で定める乳製品の原料になる「生乳」のことをいいます。
牛乳は、生鮮食品であるため、鮮度が重要視されます。そのため日本で飲まれている牛乳は、100%日本で搾られた生乳を使用して作られています。しかし、飲用向けに利用される生乳以外にも、多くの生乳が生産されており、それらの飲用向け以外の生乳はバターや脱脂粉乳などの乳製品向けに利用されています。
 加工原料乳は、飲用向けに比べて価格が安いので、酪農経営の安定と牛乳・乳製品の安定供給を図るために、生産者に加工原料乳補償交付金が支給されています。