栄養素えいようそ
 栄養素とは、私たちが生きていく上で必要な物質のことで、食事などから摂取せっしゅします。栄養素は体内で代謝され、生体内物質の原料やエネルギー産生に利用されます。とくに炭水化物、たんぱく質、脂質は「三大栄養素」とも呼ばれています。
 炭水化物はデンプン、糖類、繊維が主なもので、米・小麦・大麦・いも類・とうもろこしなどに多く含まれています。基本的なエネルギー源になり、脳や体を動かすためのガソリン的役割を持っています。
 たんぱく質はアミノ酸が多数連なり、立体構造をもったもので、窒素を平均16%含んでいます。これには、肉、卵、牛乳や魚などの動物性のものと、大豆などの植物性のものがあります。たんぱく質は、筋肉や臓器ぞうき、歯・骨や皮膚、脳や血管など様々な細胞・組織を作る材料になります。ホルモンの生産や免疫物質などにも関わっている生命活動に欠かせない栄養素です。
 脂質はエーテルなどの有機溶媒に溶ける化合物の総称で、多くの種類があります。食品には動物性のものとして、牛脂、豚脂、鶏卵、バターなどがあり、植物性のものとして、大豆油、ゴマ油、ナタネ油などがあります。脂質にはエネルギー源としての役割とともに、免疫めんえきや美肌に必要なビタミンA、骨や歯の形成に必要なビタミンDなどの脂溶性ビタミンの吸収を助ける作用もあります。
 栄養素をバランスよく摂るのが理想的ですが、特に単品で食べることが多い昼食時の食習慣などでは、栄養が偏りがちです。このような時は、牛乳を1本添えるだけで栄養バランスは見違えるほど改善されます。