成分調整牛乳せいぶんちょうせいぎゅうにゅう
 乳牛から搾ったままの生乳は、乳牛の種類やエサ、地域や季節などにより成分が変動することがあります。また、夏より冬の方が脂肪分や無脂乳固形分むしにゅうこけいぶんが高くなる傾向があります。その生乳の乳脂肪分を一定の濃度に調整したものを「成分調整牛乳」といいます。

 「成分調整牛乳」は、一般的には、脂肪分を調整しているモノがほとんどですが、定義としては、脂肪以外の成分でも調整さえしてあれば成分調整牛乳として扱われます。したがって、水分を調整して、全体的に濃くしたモノなども、成分調整牛乳として売られています。

※成分調整の意味は、特定成分を「抜く」と言うことだけで、何かを「加える」ということは認められていません。
何かを加えられた商品は、「加工乳」になります。