敷料しきりょう
 牛の寝床に敷くもののことで、稲ワラやオガクズ、モミガラなどの総称を敷料といいます。牛舎で飼う牛は放牧牛とくらべて乳房炎にゅうぼうえんという病気の発生が多いといわれています。これは牛の行動が拘束されていて不自然な姿勢をとることが多く、このために乳房、乳頭を傷つけやすいことが一つの理由になっています。
フリーストール牛舎では、ふんをたい肥化し水分50%程度に乾燥させた戻したい肥もよく利用されます。
 敷料を敷くことで硬い床による牛体の損傷を防ぐので、可能な限り豊富に使うのが望ましいといわれています。
 理想的な敷料の条件としては、
  1. 乾燥していて化学作用を起こしにくい
  2. 弾力性に富み、吸水性が良い
  3. 毒性がない
  4. ホコリぽっくない
  5. 牛の出入りで移動しにくい 
などがあげられます。