ビートパルプ
 テンサイ、別名サトウダイコン(シュガービート)から砂糖さとうを抽出したあとに残る副産物ふくさんぶつで、泌乳牛の飼料として1日に2〜3kg給与します。牛はとても好物で、消化のしやすい繊維が多く含まれ、可消化エネルギー含量は乾草とエンバクの中間程度です。
 カルシウムやマグネシウムは乾草に比べ多く含まれていますが、その他のミネラルやビタミンは少なくなっています。

※可消化エネルギーとは
 食物のもつ全エネルギーのうち消化、 吸収される養分のことで、飼料の栄養価の指標となるものです。摂取したエネルギーから排泄されるエネルギー量を差し引いた値となります。特に反すう動物の場合にはメタンなどとなって気体で失われるエネルギーも可消化エネルギーに含まれることになります。