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平成24年度 第2回酪農教育ファーム推進委員会
主催者挨拶
社団法人 中央酪農会議 / 門谷 廣茂
 本日は酪農教育ファーム推進委員会にお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
 
 酪農をめぐる情勢に関しては、昨年の夏以降、円安が急速に進み飼料価格等が高騰しております。さらに、政権交代後TPPへの交渉参加表明等があり、先行き不透明な不安感により、将来の酪農経営に悩んでいる酪農家も多く、新たな投資が控えられているところです。
 生乳生産については、24年度から前年度実績以上の生乳生産を目指して進めており、都道府県においても、久方ぶりの生産量の増産となっています。ただ、24年度前半は前年を上回る水準で推移していましたが、後半にきて都道府県、全県が前年を下回る生産状況になってきています。
 乳牛の頭数も減少している中、25年度の生乳生産が前年を上回るのは厳しいと感じています。

 24年度の酪農教育ファームの活動も、これまでの状況と変わってきています。これまで認証牧場数、ファシリテーター数ともに着実に伸びてきており、今年度においても新たに認証牧場、ファシリテーターが認証されています。その一方で、認証牧場、ファシリテーターの取り消しの申し出も増えており、全体数は減少しています。
 申請状況を見ても地域格差が広がっています。全国の教育関係者・学校などのニーズに応えられるように認証牧場の整備を行う必要があると考えています。
 一昨年の口蹄疫の発生以降、防疫問題で制約もありましたが、酪農家の皆様それぞれ工夫していただき、対策を万全にとった上、活動をしていただいております。体験者数も口蹄疫発生前の状況までとはいきませんが、23年度と比べてだいぶ回復してきました。
 情勢が刻々と変わる中で酪農教育ファーム活動をいかに広げていくかについて、ご議論をお願いし、今後の活動の推進に役立てていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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