小学校低学年には牛は子どもを産まなくてはお乳が出ないことから教えます。高学年、中学生、高校生とレベルを上げていきました。
最終的には消費者が来た場合は、どのようにすれば牛乳が売れるのかを伝えるのが一番の問題でした。それで体験内容を色々考えた中で、一番のメインは乳搾りで、その他に餌をあげたり触れ合ったり、ブラッシングなどやりました。
命を考えた時に、人間には様々な娯楽がありますが、動物達にとっては食べることが一番の楽しみです。それを一番に教えてあげなければならない。私の牧場では、どういうものを食べなければいけないかを教えることで消費拡大につながるのではないかという事を一番に考えています。
出前授業に関しては、あまり賛成してはいませんでした。やはり牧場に来てくれるのが一番です。しかし中には、行きたくても行けない子ども達も多いのです。そういう子ども達にも今後来てもらえれば、それは素晴らしいことだと思います。
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