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平成26年度 酪農教育ファームスキルアップ研修会(関東会場1)ー主催者挨拶ー
平成26年度 酪農教育ファームスキルアップ研修会(東京会場1)が行われました。
開会のあいさつ
中央酪農会議 業務部部長 寺田 繁

 本日は、酪農教育ファームのスキルアップ研修会に多数の方、お集まり頂きましてありがとうございます。

 最近の酪農をめぐる情勢についてですが、TPP交渉が長期化する中、昨年来より飼料価格が再高騰しており、かなり酪農経営を圧迫している状況です。
 また、今年の4月には消費税も増税され、生産コストの大きな高まりが課題になっています。
 8月末には農林水産省において来年度の農林水産関係の概算予算要求ということで決定されましたが、生産基盤の強化に重点化された内容になっていると聞いています。
 本会議としては、国内に酪農業が必要だという事で活動を展開していますが、今年の7、8月は、西日本を中心に天候が不順だったこともあり、需給が足元では若干緩んでいる状況です。
 また、国際的な相場に関しても世界的な乳製品需給のひっ迫や、配合飼料価格低下の見通しがあり、大きな課題になっております。

 この酪農教育ファームも活動を開始してから約10年経過しました。認証牧場、ファシリテーターの推移を見ると、22年度まで基本的には増加傾向にあり、25年度には290牧場となっています。またファシリテーターの制度については平成20年度に創設し、平成25年度現在602名の方が認証を受けています。
 現在、口蹄疫の発生を機に酪農家、畜産農家の防疫対策の徹底が求められる状況です。また酪農にかかわらず、食中毒も様々なところで発生しており、受け入れ側の安全衛生対策も重要になっています。近年においては、従来牧場に来てもらう形で行っていた活動を、学校に酪農家が伺って社会人講師として話をする「出前授業」も増加しています。本日は、安全衛生対策を改めて徹底して頂きたいという事と、出前授業に関してパネルディスカッションを中心にした研修を開催したいと考えております。今日一日、有意義な研修会にして頂ければと思います。
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