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グループワーク01(スキルアップ研修会北海道会場)
プログラムの「入り」「展開」「出」
皆さんは、体験のプログラムを考える時に構成を考えると思います。
プログラムを作るときに「入り」「展開」「出(落とし込み)」という三段構成で考えることが大事です。展開が実体験にあたります。特に大事なのは「入り」と「出」です。例えば、映画で最初のオープニングシーンで「何これ?」と思っていても、最後ラストシーンを見て「なるぽど!」と思うことがありますよね?スッとすると思います。この様に考えていくと、プログラムも良いものになると思います。
「入り」は「掴み」です。相手の心を掴む、モチベーション上げる。
出は、最後の落とし込みです。体験した事が言葉になっていったり、行動化に繋がっていくのはこの部分です。
「入り」で大事な事は3つあります。「フッカー(鍵爪)」「導入」「アイスブレーキング」です。
「フッカー(鍵爪)」というのは、「そそのかし」の様なものです。これから何が起こるのか、学びの扉を自分で開けたくなる事です。例えば、子どもたちが入った部屋に鍵のかかった箱が1つ置いてあると、気になって開けたくなりますよね?その様な気持ちをそそるような仕掛けの事です。物を使わなくても、言葉でも良いです。
いただきますは秘密の言葉!
これは例ですが、ひとつ言葉を決めます。例えば「いただきます」という言葉。
「入り」で、「実はいただきますは秘密の言葉なんだよ!」と伝える。子どもたちは何だろうと気になります。体験を行いながら、言葉の種が明かされていき、最後に完成する。「出」の時に、この「いただきます」という言葉を使って文章を考えてみる。牧場体験を言語化することにより、体験が心に落ちていく。体験が経験になります。
まとめのワークなどでやってみると、食といのちの問題意識に繋がる。「いただきます」を教わるのではなく、自分にとっての「いただきます」とは何だろうと考えるようになる。
「導入」では、狙いを共有することも大切です。狙いや目的を話した後、牛の話などを交えながら「アイスブレーキング」をすると思います。話て関わっていきながら場の空気を変える。ワンウェイではなく、ツーウェイの関係を作るのがアイスブレーキングです。場合によってはゲーム形式などのアクティビティを取り入れても良いと思います。
アイスブレーキングが起こるとはどういう事?
アイス=氷
ブレイク=壊れる・溶ける
アイスは固まっている・心が閉じこもっている、緊張状態です。ブレイクはそれを溶かしていくことです。
では、なぜ緊張しているのでしょう?何が緊張させるのでしょうか、理由は何だと思いますか。
・初めての体験
・初めての人(牧場の人)との関係性が出来ていない
・初めての環境(匂いなど)
「今日何をするのか分からない」と言うのもあります。先ほど導入部分で「狙いの共有」と言いましたが、狙いが共有されていないと、この場がどういう場なのか分からず緊張してしまう。狙いを共有する事で緊張がほぐれたりします。
また、学びの場自体が未経験で緊張している場合もあります。例えば、学びの場とは、いつも先生の話を聞くものという事が規範づいている。子どもたちは主体的になった事があまりないかもしれません。いろいろな規範を引きずって牧場にきています。凍っているモチベーションや熱意を、いかに最初にブレークするのか。声を出してみたり、身体を動かしたりして、この場はこうしても良い場だという、新たな規範を作っていく。ブレイーするとともに、新たな規範を固めていく事もアイスブレーキングの役割です。
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