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主催者挨拶/来賓挨拶(スキルアップ東京会場)
社団法人 中央酪農会議 専務理事 / 門谷 廣茂
 本日は酪農教育ファームスキルアップ研修会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
 酪農教育ファームスキルアップ研修会は、全国5箇所で行っており、本日の東京会場には一番多くの方に参加していただいています。
 人と場のそれぞれについて認証をするという制度に変更され、4年が経ちました。牧場で指導していただく方をファシリテーターとして認証させていただきました。その中で、マンネリ化を防ぐためスキルをアップしていただき、教育ファーム活動を推進していただこうという事で、認証期間3年の間にこの研修を受けていただく事を認証の条件としています。
 酪農経営が忙しい中で、研修会に参加を願う事は大変恐縮です。もう少し簡便化、負担を軽く出来ないかという意見も多々あります。先般、酪農教育ファーム推進委員会を開催し、委員の先生方にも意見を伺いました。負担の軽減は良いですが、酪農教育ファーム活動のファシリテーターとして認証をした限りは、ある一定のスキルを身につけていただく事が良いのではないかという意見も強くありました。
 酪農をめぐる情勢として、一昨年の口蹄疫の発生、さらに昨年の東日本大震災、また、残暑の厳しさや体験したことの無いような大雨が降るなど酪農経営に大きな影響が出ています。
 特に口蹄疫の発生後、家畜伝染病予防法も改正され、飼養衛生管理基準も変更されました。管理基準が強化され衛生管理区域の設定や消毒設備の設置などが義務づけられ、不特定多数の方を受け入れる酪農教育ファーム活動については大きな影響が出ていると感じています。
 酪農教育ファームは「食と命の学びを支援する」という目的の下で活動しております。本日の講師をお願いしている品川先生は、フードコンシャスネスという活動をされています。その活動と酪農教育ファーム活動と相通じるところが多くあると考えています。また、牧場での体験で食と繋がるバター作り体験をされている牧場さんが多いと思いますが、本日はそれも教材として研修をして頂きたいと思います。
これまでの研修会と若干赴きが変わったかと思いますが、研修の成果を明日以降の牧場での活動に役立てていただければ幸いです。


農林水産省消費・安全局 消費者情報官 消費者情報官補佐 / 大山 貴司
 本日は酪農教育ファームスキルアップ研修会にお集まりいただき、ありがとうございます。
 東京会場は一番多くの方にお集まりいただいているという事で、皆さんが本日のカリキュラムを興味深く感じられて参加されたのだと思います。
 本日講師で来られている品川先生ですが、私は先生が行なっているフードコンシャスネスのインストラクター養成講座、第一期の卒業生です。
その時に「これからは農家が田植えと稲刈りだけを教えるのではなく、そこで出来たお米について、野菜について、酪農に関して言えば、牛乳や販売しているソフトクリーム、チーズについて、それぞれがこんなに美味しいという事を語れるようになったら良いですね。」と話をしました。
 その後すぐ、酪農教育ファーム事務局の方に「面白い先生がいるのだけれど、研修会でうまくジョイント出来ませんか?」と話をしたら、すぐにアポイントを取って頂き、本日の研修会で講座が設けられました。私自身すごく嬉しくて、本日は何が何でも参加して皆さんと混ざり、皆さんの反応が見てみたくてお邪魔させていただきました。
 本日は一日楽しい研修会になると思います。次の研修会の時も今回の研修会を思い出して、また研修に行きたいなと思うのではないかと思います。
 本日一日楽しい研修会になる事を祈願いたしまして、挨拶と致します。
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