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主催者挨拶
(スキルアップ福岡会場)
社団法人 中央酪農会議 / 佐藤 寿則
 本日はお忙しい中、またお暑い中お集まりいただきましてありがとうございます。
 今回のスキルアップ研修会については、皆さんご存知の通り、平成20年に認証制度が改正され、人と場、それぞれについて認証をするという事になりました。本日のファシリテーターの資質向上の為の研修会もその一環です。
 認証期間が3年となっているため、更新時期に該当している方は多いかと存じます。皆様には負担感があるかと思いますが制度の基本でもありますので、どうぞご理解頂き今後ともファシリテーター活動を推進していただきますよう宜しくお願いいたします。
 衛生管理の件については、皆さん既にご存知の通り、家畜伝染病予防法の一部改正や飼養衛生管理基準等の見直しが行なわれております。今回取り組みの重要性から、交流活動における感染症防疫マニュアルというのをとりまとめさせていただきました。
 口蹄疫対策検証委員会の報告書の中で3つの方向性が示されています。
 「発生の防止」「早期の発見・通報」「円滑な初動対応」という点がポイントとして示されました。
 発生予防については、水際の強化ということが出ております。はたして本当に水際で防止することが出来るのか。という事で、関係省庁と取り組みをしていただいております。ただ一方で聞きますと、空港に置いてあるマットが乾いていたという点もあるようなので、今後いろいろ話を聞きながら、関係各位で対応をしていこうかと思っております。現在、国内については正常になっていますので、兎に角、水際で食い止めることが大事だと思います。
 また、牧場での衛生管理対策の強化については、衛生管理基準の徹底、病原菌の持込、または野生動物からの感染の防止という3点です。
 こういった問題点がある中、安全管理については守っていただかなければならなく、お手元の資料の感動通信の30号に実践的なポイントが示されています。
 衛生管理区域の設定と消毒設備の設置、牧場に出入りする人の記録の作成と保存という、3点に絞られています。ご一読いただき、牧場での体験の中に応用していただければと思います。

 今後とも衛生管理の関係については、生産者の皆様にはご負担があると思いますが、自分の身を守ることにもなると思いますので、ご留意いただければと思います。
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