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平成25年度酪農教育ファームスキルアップ研修会(中国会場)-講義-
平成25年度酪農教育ファーム認証研修会(中国会場)を開催いたしました。
子どもとたちと上手にコミュニケーションをとるには、どうしたらよいか
講演では、「子どもとたちと上手にコミュニケーションをとるには、どうしたらよいか」についてお話をしていただきました。
当日の資料「学校が求める食農教育−地域と子どもを結ぶコミュニケーション術の視点から−」から、抜粋します。
1.子どもたちの前に立つ前に
できないことは人に任せる
「自分でやろう」「自分がやらねば」と考えすぎないことです。なにもかも自分で抱え込もうとせず、知らないことやできないことは、知っている人やできる人に教えてもらったり、助けてもらえばいいのです。
ワンパターンにするほうがよい
意外かもしれませんが、活動内容や話す事柄は数を絞り、展開をワンパターンにしたほうが、子どもは理解しやすくなります。
自分の「定番」をもつ
子どもだけでなく、大人でもなれないことを次から次へとしようとすると、気持ちがそれにかかりっきりになってしまい、失敗しやすくなります。自分が安心して取り組める「定番」をもつことをお勧めします。
2.心をつかむ話し方とは
話す前の準備
伝えたい内容やポイントを、あらかじめ一つ一つ押さえておきましょう。また、参加する子どもたちの人数や開催する場所で、声の大きさや立ち位置、物の見せ方などは大きく変わるので、リハーサルをしておくといいでしょう。
一時に一事
これも話したい、あれも紹介したいと盛りだくさんになると、結果的に、一方的な語りだけで時間が過ぎてしまいます。指示や説明は短く、簡潔であるほうが子どもたちは集中しやすく記憶にも残ります。
「会話」を心がける
「どうしてだろう?」「どう思う?」といった問いかけを子どもたちにして、双方向のキャッチボールをしながら話を進めるように心がけましょう。いちばん簡単な方法は、質問して手を挙げてもらうこと。これだけで子どもたちの集中力が増します。
「間」をとりながら話す
話すときに、黙ったり言葉に詰まったりするのは、よくないことと考えがちですが、じつはそうではありません。滑らかに話すよりも、あえて言いよどんだり、詰まったりといった「間」をとりながら、ゆっくり話すようにしたほうがむしろ効果的なのです。
道具や食材に助けてもらう
道具や食材を子どもたちの目の前に示してあげましょう。絵や図でもかまいません。具体的に目に見える実物があると、子どもたちの心をぐっと引き付けますし、視線がそちらに行くので、話す側も落ち着いて話せます。
3.子どもにどう接するか
子どもの関心に寄り添う
子どもたちがなにに興味や関心をもっているのか観察してみましょう。子どもたちは敏感ですから、この人は自分の興味・関心を認めてくれているとわかれば、大人の投げかけにも応じてくれます。
子どもの感性につきあってみる
子どもがふとした瞬間に感じる不思議や驚き、喜びを受け止めてあげてください。そして、一緒に感動してください。
大人の対応を
子どもたちがざわざわと落ち着いていないときには、声を張り上げず、わざと声を小さくして、大きな身ぶり手ぶりで話すのが有効です。
4.指示の出し方
初めに一線を引く
初めに「これだけは守ってください」というルールを決めておくと、子どもはそれに従うようになります。
指示の前に、まず集中させる
大きな声を出したりせず、話を止めて、子どもたちをゆっくり見回し、その目が自分を見ているかどうかを確認し、気づくまで黙って待ちましょう。
指示は短く、具体的に
子どもたちを活動させるときには、「まずは○○しよう」「○○を見て」など、短く具他的な指示を1つ出しましょう。そして子どもがいちど活動を始めたら、それ以降は指示の変更はしません。そうでないと、子どもがとまどってしまい、なかなか活動に入り込めなくなります。
禁止と大声は避ける
子どもたちのケガや失敗を恐れるあまり、指示を出すときに「これやったら、ダメ」「あれをしたら、ダメ」と言いたくなります。あるいは、開始時や整列時など、子どもたちは、しばしばざわつくものです。このとき、ついざわめきにかぶせるように声を張り上げたくなるはずです。ですが、こうしたことをすると、子どもたちが舞い上がってしまったり、委縮して、かえってケガをしたり、失敗します。
フォローをわすれない
子どもから指示へ疑問が出そうな場合、あるいは出た場合は、かならずフォローしてください。よく見ていると、これはわかっていないぞ、ざわっとしたな、伝わっていないな、そういう空気を感じ取ることができます。ルールをはっきり指示してあげることが、スムーズな活動につながります。
言葉だけでなく映像でも
いくらていねいに指示しても、言葉だけで理解できる子どもは少ない、ということは心得ておきましょう。ですから授業で話す内容や指示は、黒板やホワイトボードなどに書き、書いたらまたしゃべる、ということを繰り返すとよいでしょう。さらに、ていねいにするなら、写真やイラストなどを見せましょう。
ざわつくのはだれの責任?
子どもたちがざわついているときは、どんなことを話しているのか、注意して耳を傾けます。このきに、意識的に子どもの立場に立つ大人が1人いるといいでしょう。
5.グループ活動の盛り上げ方
時間配分について
学校の授業時間は45分ですが、じつは45分間ずっと集中できる子どもはなかなかいません。ずっと、同じことをするのではなく、いくつかの内容を組み合わせて時間を使うことが重要です。
共通項をさがせる
たとえば自己紹介では、名前のほかに誕生月を言ってもらいましょう。人は同じ月に生まれた人には、なんとなく一体感をおぼえ、関心をいだきますから、自然と心理的な壁がなくなります。どうすればおたがいに共通項をもてるかを考え、手助けをするのが話し手の立場にいると大人の仕事といえます。
一体感を生み出そう
全員ができること、参加できることを指示して、一体感や主体意識をうむようにすると、集団活動に活気が出ます。そうして「自分がこの場で参加している」という一体感、主体意識をもたせると、子どもはケガもしにくくなり。しっかりと活動に取り組むようになります。
その場の全員を参加させる
場に一体感を生むためには、全員が参加することが必要となります。ですから、その場に参加していない人がいたら参加してもらう、場合によっては、思いきって場から出ていってもらうことも時には必要です。なお、この参加していない人といういのは、なにも子どもに限ったことではありません。
子どもに動きを作らせる
活動を始める前に、何をやるのか、どんな道具を使うのかをはっきりと伝えます。あわせて、どのような状態になったら活動を終えるのか、についても伝えましょう。全体の見通しをもたせることで、スムーズに活動に入っていくことができます。
たくさんほめる
ほめられることで、ちゃんと見てくれているんだという信頼感を子どもたちはもちますし、気持ちが高まり、より積極的にグループワークに打ち込みます。どんどん声をかけてあげるようにしましょう。
子どもの言葉を受け止める
子どもが反応したときは、きちんと受け止めてあげます。いちばん簡単な方法は子どもと同じ言葉を繰り返すことです。
子どもが飽きてきたときは
グループごとに活動の早い遅いが出るのは仕方ありませんが、先に終わってしまったグループは、だんだん待つのに飽きてきます。その後は、カードを使った簡単なゲームなど、全員が参加できることをやってみましょう。
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