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令和2年度 酪農教育ファーム認証研修会(1回目)ーワークショップー(抜粋)
酪農教育ファームファシリテーターの役割
上田 融氏
NPO法人いぶり自然学校 代表理事
ファシリテーターってなんだろう?
「酪農教育ファームファシリテーター」とは何だと思いますか。聞いたことはありますか。「酪農」「教育ファーム」は皆さん分かると思います。では「ファシリテーター」とは何でしょうか。
例えば「酪農教育ファーム指導者」ならなんとなく意味が分かるでしょうか。似たような意味では「コーチ」や「インストラクター」と言う言葉もあります。「ファシリテーター」と「指導者」や「コーチ」では何が違うのでしょうか。
「ファシリテーター」を辞書で引くと、「促す、促進する」と出てきます。少しかみ砕いて言うと「やらないではいられない」「学ばずにはいられない」「○○しないではいられない」ように促すという感じです。
つまり酪農について学ばないではいられなくなる。酪農体験をした子どもたちに「牛乳を買って」と命令するのではなく、酪農体験後に「牛乳を買わずにはいられなくなる」という主体的な行動変容を起こすことが、ファシリテーターの「促す」の意味です。酪農体験を通して牛乳を飲まずにはいられなくなるように促す人が酪農教育ファームファシリテーターになる皆さんの役割だと思います。
体験から学ぶ、体験学習法
では、具体的にどうしたらよいのでしょうか。
いろいろな方法がある中で唯一と言ってよい効果的な方法があります。それは体験です。食べたり触れたり体験をすることによってそこから学ぶ方法が一番効果的で効率的だと言われています。
もちろんただ体験するだけではそこから学びには繋がりません。体験から学ぶことができるようなプログラムを考えておく必要がありますので、気を付けなければなりません。体験から学ぶ学びの事を「体験学習」と言います。
体験学習には4つの要素があります。まず「体験(Do)」する。その後体験を「振り返る(Look)」、そして体験でなぜそうなったか「分析(Think)」し、次にこうしたらうまくいくなど考えを「一般化(Grow)」する。この4つの要素のサイクルを回すことにより体験学習になります。これが体験学習のコツであり肝です。
コロナ禍での酪農教育ファーム活動
さて、酪農教育ファームファシリテーターとして、子どもたちを受け入れた時に体験が良いということは分かりました。
しかし現在、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、ありとあらゆる活動が自粛されています。子どもたちを皆さんの牛舎に呼んで体験活動することもなかなか出来ない状況です。
では、皆さんどうしますか、体験が出来るようになるまで待ちますか。それとも新型コロナウイルスが収まるまで待ちますか。いつ収束するのか分からないまま待つより、新型コロナとうまく付き合っていく方法を考えていく方が私は良いと思います。
今だから出来ること、こんな状況だから出来ることがあるのではないでしょうか。直接体験には及ばないかもしれませんが、今回オンラインでの活動を考えました。
デモンストレーション
「加茂牧場とライブ中継」
酪農教育ファームファシリテーター・加茂牧場の加茂太郎さん(以下加茂さん)にご協力いただき、研修会の参加者と牧場をオンラインでつなぎ、加茂さんが普段子どもたちを受け入れている時のように牛舎内を案内し、牛や酪農について説明してもらうデモンストレーションを行いました。
中継は一方的な配信ではなく参加者からも随時リアクションや質問をしてもらいながら行いました。
終了後、加茂さんにデモンストレーションの振り返りを話してもらいました。
デモンストレーションを行って、やっぱり難しかったこと、意外とうまくいったこと
○技術的なところ(電波(Wi-Fi)の具合等)が難しかった
○参加者の顔が見えないのでリアクションが分からないところが難しかった
○対面の時より自分の身振り手振り等アクションを大きくしたことで、画面越しでも伝わったのではないかと思った
質問:子どもや先生、お客さんの指摘を受けて体験内容を改善した点はありますか?
加茂:今日見てもらったような牧場での体験の流れは、活動を始めた当初とは全く違います。その時その時の子どもたちや先生、親御さんたちの声を聞きながら、自分で決めているゴールに持って行くために、やり方や展開を変えています。子どもたちも昔と今とでは違ってきているので、毎年バージョンアップをしています。
グループワーク
デモンストレーション、加茂さんの振り返りの後、グループに分かれて話し合いを行いました。その後、話し合ったことを発表し、参加者で共有しました。
オンラインの強み、テレビ番組とどう違うのか?
○匂いや温かさが伝えられないという不安はあるが、家でリラックしながら牛のことを知ってもらう事が出来るのは逆に強みだと思う。
オンラインで中継するとしたら、私だったらこうする!
○同時(リレー方式等)で全国の牧場と中継。
○乳製品の製造を中継で見てもらう。
NPO法人いぶり自然学校 代表理事 上田 融氏
昭和48年生まれ。
小学校教諭1種、幼稚園教諭1種、CONE トレーナー、社会教育主事等の資格を持つ。
平成24年度から、酪農教育ファーム研修会の講師を務める。
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