子牛ふれあいファームの誕生のきっかけ
「子牛ふれあいファーム」とは、子牛が学校に3泊4日で滞在し、全校児童が子牛とのふれあいを体験できる取り組みです。
一昨年度から始めましたが、初年度は初めての取り組みのため滞在するところまではできず、3頭の子牛を1日だけ学校に連れてきました。昨年度から3泊4日で学校に滞在しています。
主に低学年(1年生から3年生)を中心に、様々な学習活動を展開します。今年度もコロナ禍の中ではありましたが9月7日から10日までの4日間でなんとか実施することができました。
子牛ふれあいファーム誕生のきっかけは8年前に遡ります。私は当時4年生を担任していて、体験学習で訪れたリバティヒル広瀬牧場の廣瀬さんと出会いました。事前打ち合わせに行った時に廣瀬さんが何気なく言った、「自分の子どもたちがお世話になった森の里小学校に、何か恩返しがしたい」という話を私がずっと覚えていて、何かできないかなという思いをもっていました。
それから4、5年の月日が流れました。私はこの森の里小学校に長く勤めており、今年で9年目になります。最初の4年間は学級担任、次の年には教務主任として少し小学校全体を動かせる立場となりました。そして現在も本校で教頭として勤めています。
私が教務主任になった時、帯広市の教育施策の中に「?環境モデル都市の指定にふさわしい環境教育の強化」、「?『フードバレーとかち」を踏まえた食育を推進、「?地域総ぐるみの教育活動の展開」が掲げられました。そしてそのポイントして、「1.外部講師を積極的に活用、2.食育の充実、3.農業体験、4.環境教育、5.地域の人材活用、6.フードバレー構想、7.豊かな学びを向上、8.豊かな心を育成」などが示されました。
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