スゴいぞ!牛乳。飲んだら、ええよう。  >>>                             



成25年度 酪農教育ファーム全国実践研究会議 挨拶
主催者あいさつ  一般社団法人 中央酪農会議 専務理事/迫田潔
 本日はお暑い中、全国より先生方、酪農家の方々にお集まりいただきまして、心から感謝を申し上げます。
 最近の酪農の情勢に関しまして、新聞などに掲載されており、もうお耳に入っているかと思いますが、10月1日から飲用牛乳の価格を上げることとなりました。
 円安の影響、餌となるトウモロコシの価格の高騰というような状況の中で、非常に酪農家の経営コストが上がっています。このままいくと、酪農の基盤までも壊しかねないということで、乳業メーカーさんのご理解もいただきながら値上げをするということで動いております。
 我々といたしましても消費者の皆様にご理解いただかないと、価格を上げても消費が落ちてしまうという厳しい状況もありますので、いろいろなところで理解促進活動を行っているところです。今週は東京、大阪でマスコミの方々向けに、また、9月には、流通業者向けに同様に説明をしていくところです。
 このような中で、酪農教育ファームは創設から10年が経ちました。口蹄疫などの影響があり、22年度は受入数が大きく落ちる厳しい状況もありましたが、24年度には80万人を超える方々が酪農教育ファームを訪れて、酪農の勉強をしていただいています。現在、認証牧場が301農場、ファシリテーターは560名と、受け入れ態勢も確実に整ってきています。
 一方で、酪農教育ファームを教育の場で定着させるということについて、酪農教育ファームを実践している牧場の方々と教育関係者の方々のネットワークを強化していくことが重要だと考えており、本日の実践研究会に至っています。
 この活動は、消費者の方々や子どもたちに、酪農の大切さ、本当の姿を伝えていただける場だと思っております。
 短い時間ではありますが、本日の実践研究会で得た機会等々を利用していただき、酪農教育ファームの今後の活動に繋げていただければと思います。よろしくお願いいたします。


来賓あいさつ  農林水産省消費・安全局 消費者情報官 消費者情報官補佐/大山 貴司氏
 毎回この実践研究会にお誘いいただき、その都度新しい気づきがあります。毎回楽しみにしており、新しい情報、知識を頂いて帰るのですが、それがなかなか自分のものになりません。本日は農水からインターンを連れてきまして、彼女達にもいろいろ身を持って学んでいただきたいと思います。
 本日は、皆さんと一緒にフィンランドメソットの講演を聞き、グループディスカッションにおいても皆さんからのいろいろのご意見を拝聴しながら、私共の26年度の予算に何か使える手立てはないかなと考えながら参加させていただきます。本日はよろしくお願いいたします。

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