スゴいぞ!牛乳。飲んだら、ええよう。  >>>                             



平成24年度酪農教育ファーム全国実践研究会ー来賓挨拶ー
農林水産省牛乳乳製品課生乳班補給金制度係 係長/上田 和幸氏
 本日ご参集いただきました皆さんにおかれましては、日頃から酪農に、ご理解・ご協力頂きありがとうございます。この場をお借りして、御礼申し上げます。
 貴会におかれましては、酪農家相互の意見交換会や研究の場を通じ、交流活動の充実を図るとともに、酪農教育活動などを通して、酪農や牛乳乳製品のPR活動を行うなど、大変熱意を持ってわが国の酪農の理解に勤めてきたと承知しております。
 しかし、わが国の酪農業を取巻く環境は大変厳しくなっております。最近ではアメリカで56年ぶりとなる大干ばつがあり、配合飼料の主原料であるとうもろこし価格の高騰が懸念されています。そのため農林水産省としても、配合飼料価格安定制度と経営安定対策を総合的に投じることで安定を図っていこうと考えております。
 また東日本大震災にともなう、福島第一原発の事故という未曾有の大震災が発生し、わが国全体が非常に大きな混乱を経験しました。
 酪農畜産業も大きな影響を受け、東北・北関東だけではなく、本日お集まりいただいた皆様も大変ご苦労をされまして、それぞれの立場でご尽力・ご協力いただき改めて御礼申し上げます。
 このような状況下で国民にとって、欠かせない食品である牛乳乳製品の消費拡大を図る事は、わが国の酪農にとって重要な課題になります。特に、生産者乳価の引き上げにともなう牛乳・乳製品の価格引き上げで、かなり消費が減ることが懸念されています。
 今後も皆様方のネットワークを通じた酪農活動の充実や発展を図られ、国民のわが国の酪農に対する理解と支援がいっそう深まり、酪農乳業の発展に繋がる事を期待しております。
 これまでの酪農業に関する発展に、心から敬意を示すとともに、会員・皆様方のご活躍・ご発展を祈念いたしまして挨拶といたします。


農林水産省消費・安全局 消費者情報官 消費者情報官補佐/大山 貴司氏
 日頃より、酪農業を通じて食育の推進にご理解・ご協力頂き感謝申し上げます。
 本日、全国から酪農家、教育関係者の皆様にお集まり頂き、平成24年度酪農教育ファーム全国実践研究会議が開催されます。これからの酪農教育ファームの発展に寄与する事を期待しながら、参加させて頂きました。
 気象庁のデータによりますと、7月の観測地点は猛暑日で、昨年最も暑い22年の記録を超えたようです。これは皆様の飼われている牛さんも苦労しているのではないかと思います。
このような中、頑張ってくれる牛さんと毎日お世話をしてくれる酪農家の皆様のおかげで、私達は毎日おいしい牛乳を美味しくいただけているわけです。本当にありがとうございます。
 昨日、テレビ番組で紹介された、福岡県の菊地省三先生のセミナーに行ってまいりました。菊地先生は学級崩壊をするようなクラスを持っている担任の先生のところを回り、立て直しをしている先生です。
 その中で、ほめ言葉のシャワーやイベントをしたりすることで、クラスの問題児がどんどん変わっていく話を聞きました。
 その話を聞きながら、学級崩壊をしているようなクラスを牧場へ連れて行ったらどのような効果が見られるかと考えました。先生としても、そんなクラスを牧場に連れて行くのは、なかなか難しいと思いますが、もし、牧場に連れて行ったら、劇的な変化をもたらすのではないかと思いました。本日のプログラムを見て、少しでもその答えが聞けるのではないかと期待しています。
 本日の研修が実りあるものとなり、これからの酪農教育ファームの発展にますます期待しながら挨拶といたします。
(C) Japan Dairy Council All rights reserved.