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2004.AUTUMN Vol.24
VOICE

タイトル01
 前号でも内容を簡単に述べましたが、酪農理解促進広報事業は、生産者自らが実施する必要がある事業を中心に、生産者の実態や願いを直接消費者に訴えるとともに、消費者からの広範な支援を得ることを通じて、生乳の需要拡大を図るための事業です。
具体的には
  1. 酪農理解促進情報発信事業
  2. 酪農村・都市交流活動に対する助成事業
  3. 消費者交流モデル事業
  4. 関連対策事業
 を行っています。 次にそれぞれの概要を述べていきたいと思います。
 生産者の意見や要望を効果的に消費者に伝えるべく
  1. 新聞・雑誌等への意見広告の掲載(年2回実施。第1回目は11月上旬に掲載)
  2. 消費者への酪農の理解訴求をめざした酪農啓発図書「酪農家族」の発行(隔年)
  3. 酪農情勢や活動内容を掲載したホームページの開設など
 迅速かつ効果的な密度の濃い情報発信を行っています。
指定団体・会員農協が実施する地域の酪農生産や特性を生かした酪農イベントやフェアーなど、地域密着型消費者交流活動に対して、事業費の3分の2を助成する事業や平成17年度開催予定の大規模イベントに対する助成対応を行っています。
PHOTO  消費者交流のモデル的事業として
  1. 児童・生徒に対する酪農理解の醸成を図るため、学校関係者と連携しつつ、認証牧場での酪農体験などを主催する酪農教育ファーム活動
  2. 各地の牧場が消費者の受け入れや酪農イベントを開催するなど、地域の消費者との交流活動に対して助成する交流牧場支援事業
  3. 生産者と消費者を結ぶ情報誌ミルククラブ(季刊)の発行や酪農支援者としてのオピニオンリーダーを育成するミルククラブ活動
 などを行っています。
 前述した事業の効率化や円滑化を図るため
  1. 指定団体特別強化事業
  2. 生産者や酪農関連団体向け情報誌中酪VOICE(ミルククラブ誌と併刊)の発行
  3. 研修、調査などの関連対策事業
 を行っています。

 以上、酪農理解促進広報事業の概要を述べましたが、これら事業の一つである消費者交流モデル事業について、もう少し詳しく述べたいと思います。


 もっと牧場のことや酪農のことを知ってもらいたいという酪農家の思いと、児童・生徒の教育の場として牧場を活用できないかという先生方の思いが重なって、平成10年7月、中央酪農会議(以下、中酪)の提唱で、酪農教育ファーム推進委員会が設立されました。
  さらに3年後の平成13年1月には、児童・生徒を受け入れる牧場として、安全や衛生管理が適正であり、受入者に対する教育的取組みが一定の水準に達しているとして認証する「酪農教育ファーム認証制度」が創設されました。
PHOTO  「酪農教育ファーム」設立当時は、他に類似した活動がないこともあり、手探りのなかで活動が行われてきました。
 しかしながら、全国各地の認証牧場が日々行っている、児童・生徒などとの交流活動や酪農教育ファーム推進委員会が実施する学校関係者に対する啓発活動や酪農体験などの積み重ねにより、この活動が少しずつ社会に知れわたるようになってきました。
 平成15年度に入って、酪農教育ファーム活動の方向性がある程度見え始めてきたこともあり、酪農教育ファーム推進委員会では、将来にかけて活動のよりどころとなる目的を、「酪農体験を通して、食といのちの学びを支援する」こととしました。
 今後、酪農教育ファーム推進委員会および全国各地の174の酪農教育ファーム認証牧場は、この目的に沿った活動を行っていきます。
 また、最近「食育」という言葉をよく耳にします。「食育」運動とは、食の持つ様々な機能に対する社会的関心の高まりを受けて、「健全な心身体を培い」「豊かな人間性を育み」現在から将来にわたって、「健康で文化的な国民生活」と「豊かで活力のある社会」をめざす運動といわれております。
 酪農教育ファームの活動は、この「食育」運動と活動自体が類似していることもあり、今後、これらの運動と連携した取り組みを行っていきたいと考えています。
 「聞いたことは忘れ、見たことは覚え、体験したことは理解する」という言葉があります。酪農教育ファーム推進委員会では、この言葉の意味を充分に咀嚼しつつ、これからも児童・生徒を中心に一般消費者も含めた牧場での酪農体験を通して、「食といのちの学び」を支援していきたいと考えています。
 中酪が支援している活動に、地域交流牧場全国連絡会という活動があります。この活動の目的は、「わたしたち酪農生産者同士が交流・意見交換する場を作り、都市生活者や地域住民との交流活動や教育的活動を進めていくことにより、日本酪農に対する理解や支援を獲得すること」となっています。
 また、目的、内容、会員構成などが酪農教育ファームの活動と重なっている部分も多いことから、酪農教育ファームと連携した活動を行っています。
 生産者と消費者を結ぶ活動として、中酪が運営している「ミルククラブ」活動があります。ミルククラブは、ミルククラブ情報誌(季刊)の発行を通して、会員の方々に、生産者の思いや酪農、牛乳・乳製品などの情報の提供、酪農体験イベントなどを開催するなど、生産者と消費者を結ぶ活動を行っています。
 現在のミルククラブ会員の数は、約4600名。ミルククラブでは、会員の方々が酪農の理解者・支援者として、家族、友人、近所の方々とともに、酪農支援の輪を大きく広げていくことを期待しています。
 中酪が行っている事業として、酪農理解促進広報事業、特に消費者交流モデル事業について述べてまいりました。当事業にとって、生産者をはじめとして指定団体など関係団体の皆様方のご理解とご支援が不可欠となっております。
 今後とも、本活動に対する関係各位のご理解・ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。




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