生乳から分離した乳酸菌、エサや牧場敷地内より分離した酵母を培養し市販の乳酸菌と併用し調合しました。 殺菌乳なのに無殺菌乳の様な日本の大地を醸すチーズ作り、テロワールに挑戦してみました。
そのまま砕いて食べていただくのが一番おいしいです。香りが深いので日本酒に良く合います。
塩麴の塩味とフレッシュタイプのチーズとの相性が抜群でした。西洋の発酵文化と東洋の発酵文化を融合した作品です。
和食の場で日本酒と一緒にお箸でちびちびと召し上がって頂きたく塩気も少し強めに、香りと旨味を意識してバランスを取りました。
牛乳から作られた酸凝固タイプのチーズです。酵母の香りがフレッシュタイプにはない豊かな広がりを口の中に感じさせてくれます。
熟成加減はお好みに合わせて加減していただきサラダとドレッシングともよく合いますしスモークサーモンや全粒粉パンに合わせてお楽しみ頂けます。また塩辛や柚子胡椒を合わせて辛口の白ワインにもよく合います。
2014年に千葉県大多喜町で築120年の古民家を改装しチーズ工房【千】senを開業。千senのチーズはいすみ市にある高秀牧場の牛乳を使用。地域と連携し循環型酪農で国産(酒粕、みりん粕、しょうゆ粕、玄米、米サイレージ、トウモロコシサイレージ)の餌づくりを実現。副産物を無駄にせず、資源の有効活用でバランスの良い餌を生み出します。その牛たちから出る「牛乳」という贈り物を人と牛とが結ぶ最高のチーズに変えて命の輝きを千は追求して行きます。国内産の乳酸菌酵母を利用し日本の大地を醸すチーズ職人として世界に挑み続けます。