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東海酪連とは
LAST UPDATE 2006/01/30



設立経過
establishment
 平成12年度まで全国各県に酪農家のための組織として指定生乳生産者団体(※1)がありました。
 しかし、各県毎では近年における酪農家の減少、酪農家が生産した生乳(※2)を販売する乳業の廃業・統合により、各県間で生乳を移入・移出するなど、県単位では酪農家のために機能を十分に果たすことが難しい状況になりつつありました。
 そのような状況の中で、国から「新たな酪農・乳業対策大綱」が決定し、我が東海酪連は、愛知県・長野県・岐阜県・三重県4県の酪農家のために平成12年10月に広域指定生乳生産者団体として設立されました。

※1 指定生乳生産者団体(指定団体)
 加工原料乳生産者補給金等暫定措置法(※3)に規定される団体のこと。昭和41年にこの制度は制定されるまでは、各県内に多数ある生産者団体(農協・酪農組合)がそれぞれ乳業と生乳の取引を行っていました。当時は、生乳の販売先を確保するための競争が激しく、集送乳(※4)路線も錯綜しており、都道府県に1団体とすることで、合理的な生乳流通と価格形成が図られました。
 そして、平成12年度に農林水産大臣の指定に基づき、今度は複数の都府県を範囲とし、全国で8ブロックの広域指定団体が発足しました(北海道、沖縄は別扱い)。

※2 生乳
 酪農家が乳牛から搾乳したままの乳、人の手が何も加えられていない乳のこと。

※3 加工原料乳生産者補給金等暫定措置法
 酪農家が生産した生乳を乳業に販売する段階で生乳の用途別(飲用牛乳向け、加工向け)があります。その中で生乳からバターや脱脂粉乳を製造するための加工向け用途に対し、生産者が酪農を継続していくのに必要な価格と市場における販売価格の差額を財政負担する価格政策を定めた法律。

※4 集送乳
 酪農家が生産した生乳を専用ローリーにより集め(収入)、乳業へ輸送(送乳)すること。


目的
purpose
全国9指定団体のうち、酪農専門農協組織とするため、酪農業協同組合連合会としました。
愛知県・長野県・岐阜県・三重県の酪農家が平等であるために
 (1)組織の合理化
 (2)生乳を乳業へ有利販売、交渉する
 (3)集送乳の合理化
 (4)最終手取り乳価、プール乳価(※5)をより高くする
を目的としております。

※5 プール乳価
 指定団体は、生乳を乳業に販売することにより、乳業に対し、乳代(生乳に対する代金のこと)を請求します。
 この乳代には、
 (1)生乳を使用した用途別毎に乳価設定が異なる
 (2)販売した乳業によって乳価が異なる
 があるため、販売した乳代を平均した単価を用いて生産者に支払われています。この平均価格をプール乳価といいます。


現在の業務内容
business contents
(1)生乳販売
 東海地域4県(平成17年11月1日現在:愛知県513戸・長野県602戸・岐阜県228戸・三重県101戸)の1,444戸の酪農家から生産される、年間約490,000トンの生乳を62社の乳業(大手乳業、各県内乳業、東海地域外乳業)に販売。
(2)基幹CS(※6)の運営
 生乳を酪農家から直接乳業へ販売するとともに集送乳合理化と需給調整を円滑に行うため、CSを愛知県内に2ヶ所設置。
 酪農家が搾乳した生乳をより迅速に集乳し、受入検査を行い、合格した生乳だけをストレージタンク(50トン×8基)に毎日貯乳して、乳業への安定供給に努めております。
 また、生乳の量をまとめることで、販売先である乳業の希望に応えるような配乳(※7)、全国各地へ送乳することができ、少しでも乳業に有利販売できるよう努めております。
(3)乳代清算
 生乳を販売した乳業へ乳代の請求を行い、一括集計し、酪農家が出荷した乳量に対し、プール乳価で支払う(乳代清算)。
 また、4県全酪農家の生乳を何処の乳業・何処の地域に販売しようと遠近関係無く、同一集送乳経費として計算しており、乳価・経費ともに全酪農家が平等となるよう清算しております。

※6 CS
 集めた生乳を冷却保管する貯乳タンクのことであり、ミルククーラーステーションという。
※7 配乳
 生乳を乳業へ日別・量別に配分して送乳すること。


今後の業務内容
business contents
(1)生乳検査統一
 現在は、4県毎に生乳検査を行っておりますが、より良質乳生乳確保に努めるため、同一検査とすることが必要不可欠となり、検査施設の統合が必要です。
 そこで、平成18年4月に東海酪連の生乳検査施設が愛知県岡崎市に完成致します。
 この検査施設は、4県全酪農家の方々の理解は勿論のこと4県会員や孫会員の協力と国等、関係機関の支援により、完成する運びとなりました。
 検査施設の完成に伴い、酪農家の検査も平等な検査結果となり、今後、乳業との取引基準に対応出来るような体制ができます。
 今後は、生乳検査データを基に適正な乳質指導を積極的に行い、消費者に安全で安心な牛乳を安定的に提供できるよう努めてまいります。
(2)牛乳の消費拡大
 従来、生産者側は良質生乳を安定的に乳業に供給することが重要でありましたが、今後は消費者の方々にも牛乳の価値や必要性を訴えるキャンペーンが必要と感じております。
 そこで、東海酪連としては今後、酪農教育ファームの一環の中で、小学校に乳牛を連れていき、
 ・児童に直接牛に触れてもらう。
 ・生乳からのバター作り、牛乳・乳製品を使った料理を体験。
 ・牛乳ができるまでの工程の紹介
等を学ぶ出前事業を行っていきたいと考えております。


概要
corporate infomaiton
名称 東海酪農業協同組合連合会 (略称:東海酪連)
所在地 〒460-0023 愛知県名古屋市中区丸の内1-4-12
代表理事会長 伊藤 敏之
代表理事専務 赤尾 学
出資金 4000万円
設立 平成12年10月
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