酪農家による「食といのち出前授業」(伊藤小学校)
LAST UPDATE 2012/03/12
酪農家による「食といのち出前授業」
3月8日、東京都品川区立伊藤小学校・六年生の児童を対象に「食といのちの出前授業」を行いました。講師に、埼玉県上尾市の榎本牧場・榎本求さんを迎え、牛や牛乳の話、酪農の仕事について授業を行いました。
 
開催日時:平成24年3月8日(木)10:45〜12:20
学 年 :6年生(2クラス)
人 数 :64人
開催場所:東京都品川区立伊藤小学校
指導プログラム:
【本時のねらい】
児童に身近な牛乳を生産する酪農家の牛を育てる仕事についての話や、そのなかでどのような大変さがありながらも喜びがあるか、仕事への誇りや思いとともに話をすることで、生きることや働くことはどういうことなのかに気づかせる。
さらに、牧場での牛の命の営みや、牛のお産、牛の個性などについても話をしながら、毎日飲む牛乳に牛の命を実感してもらいながら、生かされている自分や他者へのいたわりについて考える。牛に寄り添い生きる酪農家の生き様を通して、自分の将来についても考えさせる。
品川区では全小学校で市民科(総合)の実践として「自尊心を育む」というカリキュラムがあるので、そこで学習したことと関連付けをしていきたい。


酪農家さんのお話
今回の講師は、埼玉県上尾市・榎本牧場の榎本求さん。
乳牛の等身大幕とともに登場。酪農家がどのような場所で、どんな仕事をしているか、また牛についてのお話を映像を見せながら説明していただきました。
また、胃や胎内の仔牛のパネルは、等身大幕に当て、実際の位置を説明しました。
エサの展示
グループワーク
牛乳を生産する酪農家の仕事には、「どのような大変さがあると思うか」「どのような喜びがあるか」グループで話しました。
子供たちから「365日お仕事していて大変そう」などの感想が出ましたが、榎本さんからは「それが当たり前です。逆にみなさんお休みが多くて何しているの?と思ってしまいます。牛がいなかったら毎日がさみしくなりますね」と牛や酪農への思いをさらに伝えていただきました。
アンケート結果はこちらから