流通・乳業者の皆様へ

東北の酪農は震災を乗り越え、皆様が安心できる牛乳を、より美味しく。

オール東北で環境に配慮し、徹底して安全を確保した、安心の牛乳・乳製品をお届けいたします。

東北の生産者は家族経営を基本に、家族で牛を飼い、堆肥を草地に還元し、その牧草を牛に食べさせて、生乳を搾っていく、循環型の酪農スタイルを推進してきました。先の大震災で大きく崩れ、萎みかけた環境配慮型酪農への取り組みを、福島がリードして、もう一度挑戦しているところです。東北地域は他の地域に比べて大規模な酪農家が少なく、あくまでも環境に優しい経営スタイルを追求して行きます。
牛乳の安全・安心に対する取り組みの1つとしてポジティブリスト制度*があります。放射能汚染に対する自主検査だけでなく、農薬などの残留がないか、しっかりと管理し、問題の無い生乳を出荷しています。なお、放射性物質の測定値は不検出のものしか出荷していません。そのための検査には億単位の経費が必要なのですが、牧草と生乳の検査は続けていかなければならず、良い牛乳をお届けするというのが我々東北の酪農乳業関係者の使命だと考えています。

ポジティブリスト制度は、厚生労働省が平成15年に食品衛生法を改正し、食品中に残留する農薬、動物用医薬品及び飼料添加物(以下、「農薬等」という)の残留規制を強化するために導入したものです。
これは基準が設定されていない農薬等が一定量を超えて残留する食品の流通を原則として禁止する制度です。

消費者の皆様の理解を獲得するために、新たな取り組みもスタートします。

東北地域には各県に牛乳普及協会があり、これまでは、それぞれに普及啓発活動を実施しておりました。この春、新たな取り組みとして全体で、東北産牛乳消費拡大キャンペーンを実施いたします。東北地域全体で取り組むのは初めてで、テレビCMを始め様々な媒体を通じて「東北産の牛乳は美味しい」というメッセージを発信し、消費者の皆様の関心を喚起して参りたいと考えています。さらに、ミルク・レシピコンテストも各県で実施されているので、その中の1番を選ぶ東北大会を開催してみよう、という構想もございます。
一方で、地域交流牧場全国連絡会や酪農教育ファームの協力を得ながら、子どもたちに“食と命の大切さ”を伝えるイベント「わくわくモーモースクール」を実施して参りました。特に、被災地の子供たちの心を癒す取り組みとして、とても大切な活動と位置づけています。今後も様々なツールや活動を通じ、地道に消費者の皆様の理解を求めていくつもりです。