ミルキングパーラー方式ほうしき
 主にフリーストール式牛舎の牧場で使用される搾乳さくにゅう専用施設で、一度に8〜12頭くらいの乳をしぼる方式です。
 搾乳の時間になると牛が自らミルキングパーラーに入ってきます。そこで酪農家がミルカーを着けて搾乳を行い、搾乳が終わると牛は自らミルキングパーラーから出ていきます。人の動きが少なく作業効率がよいので、大規模経営で採用することが多くなっています。
 ミルキングパーラーは、機械室、搾乳室、牛乳処理室、牛が搾乳される順番を待つ待機室からできていて、牛の並び方、出入りの方法、作業者の立つ床面の高さ、搾るときの位置などの工夫によりいろいろな方式のものがあります。