平成23年度酪農教育ファームスキルアップ研修会(盛岡会場)ー挨拶ー
平成23年度酪農教育ファームスキルアップ研修会 (盛岡会場)を開催いたしました。

今後の酪農復興に期待を
 今年はファシリテータースキルアップ研修会を、全国で7ヶ所で開催いたしました。ファシリテーターには、3年に1度の受講義務があり、研修を受けて頂くようご案内をしていましたが、9月の岡山を皮切りに各地で行い、本日の盛岡で最終回になります。
 酪農をめぐる情勢についてですが、大きく3つあります。1つは、生乳生産をめぐる需給の問題、2つ目は、東日本大震災の地震と津波の被害、それにともなう酪農乳業の被害、放射能汚染の影響、最後にTPPの問題です。
 まず需給については、昨年・今年の猛暑、更に震災の影響もあり、生乳生産は減少傾向でしたが、直近のデータでは若干回復傾向にあります。
 また、震災の影響で、停電・断水・道路の寸断などライフラインの停止があり、東北・北関東を中心に約2万トンの生乳が廃棄されました。更に、原子力発電所の事故による放射能汚染の問題で、茨城と福島で出荷停止があり、ここでも約2万トン、合計約4万トンの生乳が廃棄を余儀なくされました。
 また、放射能汚染による風評被害に関しては、現在、モニタリング検査を行っているので、生乳の安全は確保されていますが、安心面において、消費者の方々に理解をされにくく、学校給食の牛乳の問題や、一部、牛乳が売れていないという状況も聞きます。なかなか難しい問題ですが、引き続き普及活動を続けたいと思います。また、Jミルクのホームページに「牛乳ナビ」なども掲載しています。
 最後に、大きな問題としてTPP参加問題ですが、11月のAPEC前に野田総理が「TPP交渉参加に向けて関係国との協議に入る」と言っておりましたが、私達や関係団体の取り組みとしては、交渉参加反対の立場から、集会等を行っていました。
 酪農教育ファーム活動につきましては、22年度末で309牧場、ファシリテーターは583名になり活動を行っています。昨年度は口蹄疫の影響もありまして、上期はほとんど体験が出来ませんでした。21年度は89万人の方が牧場に訪れてましたが、22年度はその半分に減りました。教材では、学校の先生を中心に酪農教育ファームの教育的効果や、牛乳の飲用行動について研究を行ったり、インターネットの調べ学習教材「酪農キッズファーム」の作成、酪農体験学習マニュアルの改訂、先生達のネットワークとなる「日本酪農教育ファーム研究会」の発足などがあります。
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