平成29年度 酪農教育ファーム『夏の研究集会』−ワークショップ−
「心を動かす牧場パンフレットを創ろう」
進行:東京都練馬区立大泉南小学校 教諭
   横山 弘美氏

講師:オフィス ラ・ポート/
   酪農教育ファームアドバイザー
   松原 明子氏


 心を動かす牧場パンフレットを創ろう」と題したワークショップを行った。
酪農教育ファーム活動について全く知らない先生方に興味を持ってもらうためのパンフレット作りを通して、酪農家と先生とが交流し、それぞれの牧場(酪農家)が行う酪農教育ファーム活動の特色や価値を見つけ出すとともに、学校側の事情も共有しながら、酪農と教育の繋がり方、酪農教育ファーム活動の広げ方を考えるというのが狙い。
牧場と学校が繋がるために
 このワークショップをやろうと思ったきっかけは、ある酪農家さんに「今度、先生方と会う機会があるのだが、何を提示したら学校が牧場体験をやりたいと思ってくれるかが分からない。地域の学校と結びつくにはどうしたらよいか」と相談を受けたことでした。
 このワークショップを通じて、酪農家さんが地域と繋がるきっかけとなり、また学校関係者には、こういうことを伝えれば酪農家はやりやすいということを掴んで欲しいと思います。
パンフレット創りスタート!
 酪農家に対して牧場について、学校側(先生)に対しては今学校現場で求められていることについて、互いにインタビュー。まだ酪農教育ファーム活動を取り入れていない先生がパンフレットを見て、話を聞いてみたい、子どもたちを連れて行きたいと思うような、心が動くパンフレットを目指す。
 パンフレットはA3サイズ2つ折りを想定。ホワイトボードを見開きページに見立て、班に分かれ創っていった。

パンフレット創りの目的
・牧場の個性を引き出し、表現する
・学校の今を知ってもらう
・牧場と学校が繋がる
読み手の心に寄り添ったパンフレット創り
 作成にあたり、ゲスト講師の松原氏から、パンフレット創りの極意を聞いた。

「心の動くパンフレット」とはどういうものだと思いますか?
心が動かないパンフレット…
 たくさんの情報を載せてしまって、伝えたい事がぼやけてしまっている
 作り手の見せたい内容と、読み手の知りたい情報は違うことがある
心が動くパンフレット…
 相手のニーズに届く、かゆいところに手が届くパンフレット
 相手が何を望んでいるかを考えて、作られているパンフレット

 インタビューの時に大事にしていることは聞くことです。
問いかけはこちらからしますが、あくまでも主体は話し手。会話のキャッチボールをしながら、聞きたことを逃さず、相手の話をきちんと聞く。話し手が話している情景を思い浮かべながら聞くことを心がけています。
 レイアウトでは、ストーリー性を大事にしています。見た時に相手の目がどこに行くかを考えて、文字の大きさや写真の配置を考えます。一番伝えたいことを大きな文字にするなど、紙面に強弱をつけることは意識しています。
 今回のテーマは「心が動く」ですが、心が動くかどうかは相手次第になります。作り手として大事にしていることは、いかに読み手の心に寄り添えるかだと思っています。読み手に対して思いやりを持って創ることを常に意識しています。
ギャラリーウォーク
 出来上がったパンフレットを参加者で鑑賞。
パンフレット見て、各自心が動いた部分を見つける。
<感想抜粋>
・「授業のお手伝いいたします」というキャッチフレーズが良かった
・「学校とともに歩む牧場でありたい。育つのは牛だけではありません」というキャッチフレーズが良かった
・「ゲストティーチャーします」、「出前授業します」など、何をしてもらえるが分かるフレーズが書いてあると、先生たちの目に留まるし、伝わると感じた
・「音楽を聞かせています」というフレーズが気になった。牧場がパラダイス!だという雰囲気が伝わった
・「みて、ふれて、かんじて、まなべる」というフレーズが分かりやすく、目を引いた
・絵が多めで文字数が少ない方が見やすいと感じた
(C) 2013 Japan Dairy Council All right reserved.