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平成28年度 酪農教育ファーム夏の研究集会 第一部【事例報告】
(2)事例報告-1 「酪農教育の意義と効果」
北海道十勝郡浦幌町立上浦幌中央小学校
佐藤 陽子氏


■酪農との出会い
酪農との出会いは22年前、北海道足寄町の酪農家と結婚した事から始まる。家の牧場の看板には足寄町出身の松山千春さんの「大空と大地」という言葉が書かれている。
「大空と大地の中で」という歌は、学校を卒業して故郷の足寄町に戻った時に、莫大な借金があったのにも関わらず、実家の牧場を継ぐ決意をした主人に松山千春さんが送ってくれた歌。
1994年に結婚、この年は牛乳の生産が余り、お乳を搾っては捨てていた。母牛が草を食み、命を育み、子どもを育てる中で、搾った牛乳を出荷するのが本来の酪農の姿のはず。しかし生乳を廃棄するという現場を見て、大変なショックを受けた。搾ったお乳には販売されないように食紅で色を付けた。それまで、生乳廃棄の事実を知らなかった自分を恥じた。その頃は知事宛てに「モーモー通信」という手紙を作り、自分が体験している事や驚き、今行っている事等を伝えていた。教職についてからも、伝えたい事はその頃と変わっていない。
私の授業のテーマは「命を育て、命を繋ぐ農業を知り、自分の命を繋げる多くの関わりを知る事、それから大切にいただく事」。
■北海道の農業と子ども達との関わり
北海道は農業が盛んだが、規模が大きい為、全て機械化されている。子ども達がトラクターに巻き込まれる事故も起きていて、積極的に農業に関わる事は少ない。そうした事から、子ども達を農業に携わらせる事が難しく、躊躇いがある。しかし北海道にも日常の当たり前や、生業に価値づけをして学べる、酪農教育がとても重要だと感じている。酪農を教育のテーマに据えると、色々な扉がある。その扉を開けると、酪農学習には沢山の学びの場面があり、自分もワクワクし、教室という枠を出て、子ども達もワクワクする事が、学びの活性化に繋がる。そんな中で子ども達が酪農の種を心の中に持ち、育てていくことが私の願い。
■「ふるさとの酪農を学ぼう」平成24年本別中央小学校
〜事前授業〜
1学期、農業改良普及員と学習に賛同してくれた酪農家さんが教室にデントコーンや、餌、ミルカーを持参してくれ、更に何回かトライして出産の場面もビデオに撮ってくれた。子ども達は、ビデオなのにも関わらず声援を送り、産まれた瞬間には大きな拍手が沸き起こった。事前学習を行うと、子ども達に様々な質問や疑問を抱かせることが出来る。
〜酪農体験〜
事前授業で出た疑問や質問を持って、後日学校から10分の場所にある牧場に行った。酪農体験をしたことが無かった牧場だったが、私の話を熱心に聞いてくれ、受入れの準備をしてくれた。乳搾り体験の後、ある男の子は、「レンジで温めなくても牛乳があったかい!」と、衝撃的な事を言った。ああ、そういうことなのだ、私は牧場に連れて来て良かったと感じた。酪農家さんが、母牛になる牛のホルモン調整までしてくれて、この日に受精が出来るようにしてくれた。そして人工受精前の牛の直腸検査も体験させくれた。受精のストローをさした瞬間には、子ども達みんなで「元気な子牛が生まれますように!」とお祈りをした。その後、ブラッシングや毛刈りをして、皮膚も同じ模様であることなど、牛の体のつくりをチェックした。子ども達は、事前授業、体験を通して、ポスターや新聞を作った。
2学期には、学校から10分の明治本別工場に行った。この工場は古いので、見学出来る設備ではないが、子ども達が1学期に書いた新聞やポスターを見て、初めて小学生の見学を受け入れてくれた。その後も積極的に小学校の受け入れをしてくれている。
〜学びの振り返り〜
事前授業、酪農体験、工場見学のあと、家族や地域の方に向け自分達が学んだ事を説明した。農業が教育の素材になることを、大人はこういう場面で知る。子ども達が行けなかった場所には私が出向いてインタビューをした。牛乳にまつわる様々な仕事、人の様子をビデオに撮って子ども達に見せ、色々な人が関わっていることを伝えた。乳業メーカー、牛のえさを調合している工場、農機具メーカー、牛乳のタンクローリーの運転手。皆、子ども達に向かって真剣にお話をしてくれた。
このビデオを見た後、子ども達は牛乳に携わる人、その人がどんな想いで仕事をしているかを言葉にまとめた。どの人からも「安心・安全」という言葉が出た事、牛乳を飲む人、牛の健康、働く自分自身の衛生に気を付けているというキーワードを探し出した。この時に、1人の女子生徒が、自分が付けているピン留めひとつにもきっと沢山の人が関わっている、今度それを書き出してみたいと言っていたので、私はこの授業をやってよかったと感じた。
■「浦幌和牛を学び、いのちを未来につなぐ学習」平成26年浦幌中央小学校
〜きっかけと事前授業〜
この授業は3、4年生の子ども達に「浦幌町のことを自慢して」と質問したら、「うらほろ和牛知ってる?凄く美味しいよ。先生の家の牧場でも和牛を飼っているんでしょ?和牛を勉強したいなあ」という子ども達の言葉をきっかけに総合的な学習の時間の素材として、始まりました。まず始めに、農業普及センターの方の授業を受け、品評会に行き沢山の人にインタビューをして、質問や疑問を湧き起こさせた。
〜牧場での体験〜
体験をした牧場には、大人も子どもも背中に乗せてくれる母牛がいた。子ども達はすごい勢いで牛の背中に乗るが、じっと我慢をして耐えてくれる。子ども達が牛のやさしさを学んだ瞬間だった。実際に牧場に行く素晴らしさは命そのものを感じる事。北海道では子牛を育てる牧場と肥育する牧場が別なので、育てた牛が牧場から出発し、どのように肥育牧場に行くかを確認するため、音更町のセリ市場を見学した。解体の仕事については、解体業の方を招き、生々しいスライドを見ながら話を聞いた。同時期に学んでいた「アイヌの文化を学ぶ」学習で、アイヌの「肉体と魂を解き、魂を送ること」と、解体業の方の、「解体」は「いのちを解く」仕事だという考え方が、完全に子ども達の中で1つになり、生々しいスライドが載った資料も持ち帰り、一生懸命保護者に説明をしたので、親御さんの方がびっくりしていたそう。
〜この学びを劇や新聞にして発表〜
子ども達は、日常の生活と総合的な学習の時間で学んだ事を新聞や劇にして、地域の方々に発表した。子ども達が牛乳を含め、給食を残していた日常の場面から始まり肉牛用の牧場で学んだ事、アイヌの方から学んだ事、全部子ども達自身でセリフを考え、劇にした。最後には「いただきます」の意味を心から知りました、と発表していた。
■子ども達の変化
今5、6年生になった子ども達は、実際に牛乳、給食を残さなくなった。どうしても食べる時間が足りず、ほんの少し残す場合でも「ごめんなさい」と言って残す。子ども達の「ごめんなさい」は大きな意味がある。
また、子ども達の普段の会話に、「天気のせいで、小麦の育ちが悪い」「お父さんが花豆を作付したけれど、花が咲かなくて心配」という、農業の話題が出るようになった。私はその様子を見て、この子達の心の中に命の種が根付き、育っていると感じている。
■教室と牧場を繋ぎ、子ども達に沢山の種を蒔きたい
和牛は、命の循環からミルクを頂くことと違い命の最後を頂くこと。この授業の時は、2分の1成人式という大きなテーマの中の小単元として和牛の学習を位置付けていた。皆でお祝いをした時にA5ランクの素晴らしい「浦幌牛」をプロの料理人と一緒にステーキにして、親御さんも一緒に食べた。子ども達は、一切れ一切れ噛みしめながら「本当においしいね」「命を頂いているね」と言っていた。私自身友人に牧場の牛のお肉を販売する時には、自分がどうやってこの牛を育てたか、どんな牛だったのかを伝える。友人もストーリーを思いながら食べ、とても美味しかったと言ってくれる。子ども達にも今回の学習を通して、物事の繋がりや命の繋がりを食べた時の「味」で覚えていて欲しい、そして種として心に残してくれたら嬉しい。
このように、北海道の農業の中心にいることを利用して、私自身ワクワクしながら学習をしている。これからも教室と牧場を繋いで、子ども達に沢山の種を蒔き、育てていきたい。
参加者の感想など
参加者A:
感動した。研究会は酪農が中心ですが、酪農の牛達もいずれ肉になる。授業の後、子ども達が給食を残さなくなったのは、産業に関わる様々な人の思い、命、愛情を込めて育てたものを、自分達が頂き、受け継いでいる事が分かったからでは。
おそらく先生が努力し、組み立て、実践したプログラムがあったからだと思う。子どもの気持ちの広がりを先生が用意する、教師としての努力が何よりも素晴らしい。私達、教師の努力が大切。教育ファーム研究会で意識しなければならない。

参加者B:
先生が年間計画を持ち、受入れしていなかった牧場、会社、工場に出向くという開拓精神が、北海道のスピリットだと感じた。アイヌの文化や考え方も活用し、生産現場から、工場、流通に至るまで学習出来るのは北海道の強み。北海道の実践学習として広めて頂きたい。こういった実践がこれからまず北海道に根付き、先生の年間計画をマニュアル化し、色々な学校で拡散出来る根拠になるものとして、是非宣伝して欲しい。

佐藤先生:
教師が異動すると、このような活動が絶たれてしまう事は多々ある。私がいる間に資料は全部必ず保管している。中学年が私のプログラムをもう一度を行いながら、検証をしている。その土地に合った、子ども達にも合うプログラムとして変容していく。そんな過程も自分がいる間に見られるのは、とても幸せなことだと思う。
講演資料

(3)事例報告-2 「高学年カリキュラムの実践報告・効果検証」
東京都練馬区立大泉南小学校 横山 弘美氏
関東生乳販売農業協同組合連合会 酒井 彰敏氏

■「わくわくもーもースクール」をより効果的にしたい
横山:
2年前から「わくわくもーもースクール」という出前授業のカリキュラムを低学年、中学年と作成し、今年度、研究会で高学年のカリキュラムを作成、実践し、効果検証を行ったので、3年目で締めくくりの報告ができる事となった。
酒井:
23年度に酪農教育ファーム推進委員会の会議で「わくわくもーもースクール」(以下「もーもー」)をより効果的に実施する為にどうしたらいいか、という問題提起をしたところ、國分先生から、研究会として良い教材なので、研究会でやっては?と言って頂いた。24年度の夏の研究集会で「もーもー」のことを説明し、実際に埼玉県で行われた様子を研究会の先生方に見て頂いた。25年度の夏の研究集会で、先生方に学年ごとに狙いを定めたカリキュラムを作成した。
25年度は夏の研究集会でカリキュラム原案を作成、11月に日高第二小学校で効果検証を実施した。26年度は同じく研究集会で中学年向けのカリキュラムを作成し、荒川区立第七峡田小学校で効果検証を実施した。27年度は足立区の広野小学校で効果検証を実施することが出来た。
■カリキュラムの作成
横山:
一昨年から低学年用のカリキュラムの開発が始まり、より体験の効果が出るように、事前事後の3段階を重点に置き、作成した。低学年、中学年、高学年とで狙いは変わる。「もーもー」は様々な学びの素材があるが、中学年、高学年はキャリア教育を意識し、酪農家の仕事にスポットを当てる体験内容にし、仕事に特化してカリキュラムを作る事になった。
高学年のカリキュラムについては、今回は「子牛を育てる仕事」「搾乳という仕事」について酪農家に語って貰った。搾乳という仕事をどのように工夫しているか、どういう思いでやっているか、酪農家さんを通して語って貰うように組み立てた。
事前に、5年生で学ぶ稲作の学習を思い出し、勉強したキーワードを拾い上げ、では酪農ならどうか、という課題を子供達に与えた。その課題を酪農家に伝えてから、体験当日という流れで行った。事後は、体験を振り返り、まとめ、カリキュラムに、わかったこと、疑問、さらに詳しく調べるという内容も入れ込んだ。
カリキュラムとセットで子ども達や先生が事前の学習がしやすいようにワークシートも作成した。
■高学年カリキュラムの実践
酒井:
高学年向けのカリキュラムを提案した際、校長先生には興味を持って貰えたが、担任の先生は事前、体験、事後と授業時間が多いと感じたのか、不安な様子だった。しかしワークシートを見せると、イメージが沸いたようで最終的には効果検証までやらせて頂けた。
事前学習でワークシートを使い、それぞれの体験ブースで「酪農家に聞きたいこと」を先生がまとめ、酪農家に渡し、子ども達が何に興味があるのかを事前に見て頂いた。また、高学年向けカリキュラムの為、仕事に重点を置いているので、各ブースで酪農家の仕事についての説明をお願いした。
横山:
体験当日、体験前に校長先生から子ども達に対して「もーもー」を体験出来ることがどれだけ幸せかの説明をして頂いたので、子ども達も先生もモチベーションが上がっていたように見えた。半日近く休憩も取らずに体験ブースをまわる、過密なスケジュールにも関わらず、子ども達は疲れを見せず、体験していた。搾乳のブースでは、搾乳が酪農家にとって一番大事な仕事だという事、やり方等の説明を聞きながら搾乳体験をした。酪農家の北島さんが牛を連れて来てくれて、この牛がどんな牛かを熱心に説明してくれた。どんな性格の牛で、どれだけ乳量を出すのか、等を熱く子ども達に話してくれたことがとても良かった。餌やりのブースでは、餌の工夫について、また酪農は人工受精師や餌屋、ヘルパーなど様々な人や職業と関わっている事を話して頂いた。子牛を育てる仕事のブースでは、哺乳体験と、子牛との触れ合い体験。酪農家の石田さんの説明で、子牛が自分達のお金になるには2年かかり、2年間はまったく儲からないが、2年後自分達のパートナーになってもらうために大事に育てる、と話していた事が印象に残った。今までの子牛のブースでの子ども達の感想は「かわいい」「子牛は吸う力が強い」等だったので、仕事としての話を聞けて、新しい学びだと思った。
牛の出産のブースでは、出産のDVDを見せ、出産時の話をして頂いた。DVDを見た子の中には、顔をしかめてしまう子もいたが、その後の酪農家の話で子ども達の表情が大きく変わっていったように感じた。
酪農家は子牛を出産させ搾乳することが仕事。結局牛たちの寿命を決めているのも我々酪農家、だがそれが仕事。だから責任を持って牛を育て、出産させ、搾乳をするのだ、という話が印象に残った。これは子ども達の心にも響き、説得力があったと思う。ブースごとに子ども達はメモを見ながら話を聞いていたが、大事な話の部分は、きちんと顔を上げて話を聞いていた。それは酪農家が自分の言葉で自分の体験を話してくれたからではないかと思う。全ての酪農家が、牛一頭一頭をちゃんと見ること、観察することが一番大事だと言っていた。これが子供ども達にとっての「気づき」になったらと思う。
■実践を通して良かった点と課題点
◎良かった点
1、事前に資料を作り、質問をもって参加したこと。
その質問を前もって酪農家に渡しておいたので当日スムーズに体験ができた。
2、場の設定はとても大事。お互いのブースを邪魔しないように、今までの反省を生かした場作りが出来た。落ち着いた体験が出来た。
3、ワークシートが活用出来た。
  やることが明確になっていたのでその都度大事なことをメモ出来た。
4、酪農家が堂々と自分の仕事の話が出来ていた。

▲課題
1、交流の場、時間がうまく取れなかった。フリーな時間が欲しい。
2、ワークシートに「これから調べたいところ」の欄がなかった。
体験の中で印象に残ったこと、自分の振り返りが出来るようなまとめ欄が欲しい。
3、事後指導について。単に新聞にまとめるだけではなく、先生方が子ども達にどうなっていて欲しいか、というゴールを持っていないと、ただ調べただけになってしまう。先生方がどんなゴールを目指すかをコーディネーターと打ち合わせ、イメージを持つという価値をイントロダクションすることが今後、鍵になっていくのではないか。
講演資料

■高学年カリキュラムの効果測定の内容と方法
大妻女子大学 石井 雅幸氏
今回の測定は、教育効果の測定、カリキュラム効果の測定の2面から行われ、教育効果の測定は、酪農教育ファームの目的に沿って「食・いのち・感謝・酪農家・酪農家の仕事」の観点から測定を行った。
カリキュラム効果の測定は、開発によって作成された指導の展開の内容をどこまで児童が捕らえているかを分析する測定法を行った。教育効果の測定では先ほどの5つの項目を質問した。今回は一度予備調査をし、統計的に2次分析を行って質問項目を確定した。
これは中学年でも同じ質問項目で行っており、妥当性が強くなっていると思われる。最終的に、事前事後で同じ項目で行い、どれ位の差があるのかを見ている。昨年までは事前・直後・3ヵ月後に行っていたが、今年度は事前と事後のみで効果測定を行った。およそ3ヵ月後には効果が下がる傾向がある為、測定したかったが、今回は協力を得られなかった。
■効果測定の結果
酪農に対するネガティブな質問に対して、優位な差が見られなかった為、この学校は最初から酪農家や牧場に対してネガティブな考えをあまり持っていないことが分かる。
「わくわくもーもースクール」を行った結果、酪農家に対する反応、食・いのち・感謝・酪農家・酪農家の仕事に対する印象、乳牛・牛乳に対するイメージは、事前に比べ、事後に高くなっており、肯定的に受け入れられたことが分かる。カリキュラム自体の教育的狙いの部分も、事前に比べ事後に意識が高くなっていることが言える。牧場に対する否定的な質問の「乳牛は汚い」「酪農家は頑固である」に対しては、もともと否定的に見ていたものが、事後にも差が出なかった。子ども達がワークシートに書いた言葉を拾い出す作業をし、その中で特に牧場や牛乳、酪農家や酪農家の仕事に対してどの位ポジティブな記述を拾い出せるかの分析をした。
■3年間を通してのまとめ
こちらが狙っていた食・いのち・感謝・酪農家の仕事に関しての意識調査からみて、教育的効果は十分見られたが、高学年については、事前・直後・3ヵ月後の調査を見てみたかった。大きな成果として、何年かかけて教育効果測定を作ってきたので、これで食・いのち・感謝・酪農家の仕事に関しての意識調査問題は確定出来るのでは。
自由記述のキーワードを拾い、繋がりを見ていく方法については、ある程度子ども達の考え方をストレートに拾い出せる、という感触がある。カリキュラムの効果測定の場合、大きな問題となるのは、低・中・高学年で食・いのち・感謝、高学年はさらに酪農家の仕事まで全て包含しているという点。それぞれの学校が何に重きをおくのか、何のためにこの「わくわくもーもースクール」をやるのかという目的がないと、成果として出てこない。このカリキュラムは3つの目標全てを包含して狙いをたて、どこでも使える汎用性的はあるが、これを学校現場が使う時に、活動を基にして何を子ども達に学ばせたいのか、子ども達の何を育てたいのか目的を持たないと結果的には曖昧なものになってしまう恐れがある。
講演資料
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