平成24年度受入実態調査報告(通年)
1.受入団体及び受入者数
 24年度末の認証牧場は301牧場(前年度差▲8牧場(新規認証牧場17、認証辞退▲25))。
 認証牧場の受入団体数、受入人数は、ともに21年度に過去最高を記録したが、口蹄疫の発生により、22年度に大きく減少した。
 その後、受入団体数は、22年度末の東日本大震災の影響により、引き続き23年度も減少した。24年度の受入団体数は、前年度に対し2倍以上の増加に転じたものの、依然21年度の5割程度の水準となっている。

 受入人数は、23年度以降増加し、24年度は21年度に近い水準にまで回復した。
 24年度に受入牧場なしの認証牧場は、42牧場となっており、うち19牧場が東北地域の認証牧場である。該当する牧場からは、未だに「東日本大震災の影響により受入ができなかった」というコメントが見られた。さらに、近隣諸国での口蹄疫が発生している状況を受け、「家畜伝染病を防ぐために、受入は自粛している」という理由をあげる牧場も複数見られた。
2.団体種類別の受入状況
 認証牧場が24年度に受け入れた団体種類は、「家族連れ等の個人」が約9割となっている。しかし、「家族連れ等の個人」が認証牧場の受入人数に占める割合は約6割であり、「小学校」14.1%、「幼稚園・保育園」8.2%、「子ども会等の団体」7.7%となっている。
 21年度を100とした指数では、24年度は、「幼稚園・保育園」、「特別支援学校」は、受入団体数、受入人数ともに21年度を上回る水準に回復した。「中学校」は受入人数が21年度水準を上回り、「高等学校は」受入団体数が上回った。
 「家族連れ等の個人」は、受入団体数は依然50に満たない水準であるが、受入人数では9割近くに回復している。これは外国人の受入人数が、増加したことが要因の一つとして考えられる。
3.月別の受入状況
 月別では、受入団体数・人数ともに上半期の受入が多く、下半期の冬季は全体的に団体数・人数とも少なくなる従来通りの傾向がみられる。
 23年度と比べて上半期は受入人数が多く22年度上期に口蹄疫により大きく落ち込んだ牧場での体験受入は、観光型の牧場を中心に以前の勢いを取り戻しつつある。
4.地域別の受入状況
 24年度の受入実績を地域別にみると、受入団体数は、東北、北陸、東海、近畿を除く地域が増加。中国、四国が、それぞれ増加する一方で、近畿が減少するのど、地域間格差が大きくなっている。
 受入団体数の増加要因は、観光型の認証牧場の受入が再開し、「家族連れ等の個人」の体験が増加したことが大きいと思われる。
 受入人数は、関東、北陸、東海を除く地域が増加し、特に中国地域においては前年の約5倍に増加した。受入団体数に比べて前年比の地域間格差が少ない。
5.出前教室型活動の取組状況
 出前教室型活動は、21年度の口蹄疫の発生により、認証牧場における受入型活動又は団体への家畜の持込みを自粛する動きがあり、その結果、22年に件数が大きく増加した。しかし、24年度の出前教室型の実施件数は、21年度を下回る水準にまで減少。これは、出前授業による体験を牧場での体験に切り替えたこと等が理由として考えられる。
 また、1回当たりの平均受講人数は378人となっており、小規模な出前活動が増えた22年度と異なり、前年と同様、大規模なイベント型の出前活動が多くみられた。
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