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平成19年度計画生産
平成19年度計画生産、目標対比1.1%減で達成
 19年度の生乳計画生産数量は、目標数量に比べ1.1%減の731万4950トンとなり、2年連続となる減産型計画生産を達成しました。
 中央酪農会議は19年度実績が確定したことで、20年度の計画生産目標数量の配分数量を修正して配分しました。19年度実績と20年度の配分数量について紹介します。

中国以外は目標数量下回る北陸、四国が4%の大幅減
 中央酪農会議がまとめた平成19年度の総受託乳量は769万4059トンで前年度実績に比べて0.7%減となりました。総受託乳量から計画生産の対象外となる「チーズ向け」と「全乳哺育向け」の合計数量37万9109トンを差し引いた計画生産実績数量は731万4950トンで、供給目標数量に比べて1.1%(8万1564トン)減となり、2年連続の減産型計画生産を達成しました。尚、18年度の計画生産実績数量対比では1.3%減となりました。
 指定団体別の計画生産実績は表1の通り。北海道(ホクレン)は334万882トンで目標数量対比0.8%減(18年度実績対比0.4%増)、都府県は397万4068トンで1.4%減(2.6%減)となり、中国生乳販連以外は目標数量を下回りました。ホクレンは前年実績対比で0.4%増となりましたが、目標数量には達しませんでした。
 特に都府県では、北陸酪連、四国生乳販連の2地域が目標数量に比べて4.0%減と大幅に下回りました。
 中国生乳販連は目標数量を超過しましたが、計画生産のペナルティ対象外となるアローワンスの範囲内(販売基準数量の0.5%以内の超過)に収まったこと、また、19年度の計画生産対策では、未達ペナルティを設定していないことから、結果的に全指定団体が減産型計画生産を達成しました。


20年度計画生産数量、前年比2.3%増に修正
 19年度の計画生産では販売基準数量を上回って増量を希望する指定団体が、増産した生乳から作られる脱脂粉乳やバターなどを輸入調製品などと置き換える特別対策を実施しました。
 脱脂粉乳を輸入調製品などと置き換える「特別対策A数量」(配分数量24万2289トン)は指定団体に配分した全量が実施されましたが、脱脂粉乳、バター・生クリームを輸入調製品などと置き換え、全粉乳を酪農家に還元するなどの「特別対策B数量」(6万6143トン)については、配分数量のうち、実施しなかった指定団体があり、実績数量は5万8201トンとなりました。
 一方、中酪は2月に計画生産目標数量を配分しましたが、19年度の計画生産実績が確定したことで20年度の計画生産数量の配分数量を修正しました。
 この結果、計画生産目標数量は2月の配分数量から6769トン減の787万259トンとなり、前年度計画生産実績対比で2.3%増となりました。

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