牛乳消費のこれ以上の減退を防ぐとともに、脱脂粉乳の生産を抑制する観点から、全国・地域段階で、17年度より牛乳の消費拡大緊急対策を開始します。 全国事業としては、中酪の既存事業に加えて、新たに牛乳等向け生乳販売量(飲用牛乳向け+発酵乳等向け)1kg当たり15銭の拠出により中酪で実施します(総額10億円強)。 事業の具体的内容については、Jミルクと役割分担・連携を図りつつ、マーケティングの専門家等を交えた委員会で早急に検討し決定する予定です。
指定団体別の販売基準数量は、16年度の用途別販売実績[牛乳等向け実績(飲用牛乳向け+発酵乳等向け)/チーズを抜かした乳製品向け実績(特定乳製品向け+生クリーム向け)に区分]に、それぞれの用途の伸び率(直近試算値では、飲用等向け98.3%、乳製品向け87.8%)を乗じて算出した数量の割合に応じて、販売基準数量(脱脂粉乳対策繰越数量を除いたもの)を配分します(表1参照)。 ただし、脱脂粉乳対策繰越数量については、実施指定団体の販売基準数量に追加するものとします。