平成16年度酪農理解促進広報事業は、生産者と消費者の距離を近づけることを基本に、(社)日本酪農乳業協会(以下「Jミルク」という)の事業と仕分けをしつつ、生産者自らが実施する必要がある事業を効果的に行います。 具体的には、生産者の実態を直接消費者に訴える事業や消費者との交流事業等を実施し、国産生乳と酪農に対する国民の支援と理解の醸成を図りつつ、生乳の需要拡大を推進するため、以下の事業を行います。 ●酪農理解促進情報発信活動の効果的な実施 生産者の意見や要望を効果的に消費者に伝えるため、新聞・雑誌への意見広告の掲載、消費者への酪農の実態や理解訴求をめざした酪農啓発図書の発行(隔年)、酪農情報や活動内容を掲載したホームページの開設を行い、迅速かつ効果的な密度の濃い情報発信を行います。 ●酪農村・都市交流活動に対する助成事業の実施 指定団体・会員農協が実施する地域の酪農生産や特性を生かした酪農イベントやフェアーなど、地域密着型の消費者交流活動に対して、事業費の3分の2を助成する事業や平成17年度に開催予定の大規模イベントに対する資金対応を行います。 ●消費者交流モデル事業の推進 消費者交流のモデル的事業として、1生産者と消費者を結ぶ情報誌ミルククラブ(季刊)の発行や、消費者の酪農支援を拡大するためのオピニオンリーダーを育成するミルククラブ活動、2児童・生徒・親子に対する酪農理解の醸成を図るため、教育関係者と連携した認証牧場での酪農体験を主催する酪農教育ファーム活動、3各地の牧場が消費者の受け入れや酪農イベントを開催するなど、地域の消費者との交流活動に対して助成する交流牧場支援事業などを行います。 ●関連対策事業の実施 上記事業の効率化や円滑化を図るため、指定団体特別強化事業、生産者や酪農関連団体向け情報誌「中酪VOICE」(ミルククラブ誌との併刊)の発行、研修・調査などの関連対策事業を行います。