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2003.SPRING Vol.18
VOICE




 酪農教育ファーム認証研修会とは、書類審査を通過した酪農教育ファーム認証申請者が、酪農教育ファーム活動を展開するに当たっての心構えや受け入れの際の安全衛生管理方法、来場者に対する指導方法等について学習する研修会で、酪農教育ファームとして認証される前に受講することが義務づけられています。

 3年目となる今年度は、書類審査を通過した新規認証申請者26牧場のほか、すでに教育ファームとして認証されて活動を展開している牧場や訪問側となる学校の先生等、合計87名(札幌会場42名、東京会場45名)の方々が参加しました。

 研修会1日目は、中央酪農会議による酪農教育ファーム設立の経緯や認証制度の概要、酪農教育ファームの意義等に関する説明の後、酪農教育ファーム推進委員長である羽豆成二先生(玉川大学文学部教育学科講師)による、これからの学校教育が目指すものや酪農教育に期待されること等に関する講義、酪農教育ファーム推進委員会専門委員による、酪農を題材とした学習展開方法についての講義、そして各地域の酪農体験学習実践者による事例発表(各会場2事例)が行われました。

 2日目は、酪農家が来場者を受け入れる際に注意すべき安全衛生対策について、家畜保健衛生所及び消防署の指導を受けたほか、効果的なコミュニケーション方法について、自然体験活動実践者や酪農教育ファーム活動実践者による講義がなされました。

 いずれの会場も、参加者は皆熱心にメモを取ったり、講師に積極的に質問をしたりするなど、熱気に包まれていました。また、研修会を修了し、認証書を手にした新規酪農教育ファームの方々は、今後の活動への決意を新たにしていました。

 今年度は、研修会で認証された牧場に、特別措置であるレポートにより認証された牧場を加え(特別措置は今年度で終了)、全部で32牧場が酪農教育ファームの認証を受けました。今後、全国167の教育ファームで、様々な活動が展開されます。


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