スゴいぞ!牛乳。飲んだら、ええよう。  >>>                             



2002.SUMMER Vol.15
VOICE




 最近の牛乳の廉売問題は、将来にわたって生乳を安定供給するため、糞尿等排泄物の処理等、周辺環境に一段と配慮し、規模の大型化や作業の効率化でさらなるコスト削減に努める生産者にとって、死活問題ともいえるものです。
 そこで中央酪農会議では、酪農理解促進広報事業の一環として、「近年の店頭における牛乳の販売価格が安すぎる」「毎日の努力が報われないのではないか」という生産者の率直な思いや、牛乳を取り巻く販売環境の現状を表現した意見広告の掲載を決め、5月上旬に実施いたしました。

 この広告に対しては、葉書や電子メールで500通を超える反響がありました(5月31日現在)。その意見の多くは「牛乳は安すぎます」「安全・安心・高品質な牛乳ならば、もう少し値上げしても買います」「今の値段で生産者の経営が成り立っているのか心配」といった当該広告の内容に好意的なものでした。
 しかし、一方で、「諸外国に比べて、日本の牛乳の値段は高すぎる」「世の中がデフレである以上、安売りは賛成」「販売店が安売りするつけを消費者に回すのですか」など、厳しいご批判もありました。
 この結果は、牛乳の販売価格の値上げについて、多くの消費者に支持していただけるのではという期待を持たせるもので、私たち酪農関係者にとっては、大変大きな励みとなりました。





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