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2001.AUTUMN Vol.12
VOICE







 平成10年7月に、教育関係者や酪農関係者、行政関係者等の協力のもと、牧場における教育的活動を実践する酪農教育ファームの普及をめざし、「酪農教育ファーム推進委員会」が発足されて、早3年。
 昨年度には、推進委員会の目標の一つであった「酪農教育ファーム認証制度」を創設。これにより、安全・衛生管理基準や教育能力が適正なレベルの牧場・農場に対して、“教育を行うのに適正な牧場・農場である”と認証するシステムが本格的に始動することとなりました。
 現在、この制度に基づいて書類審査をクリアし、認証研修会への参加(今年3月開催)、またはレポート提出(今年4月実施、認証研修会不参加者を対象)を行った116の牧場・農場が「教育ファーム」として正式に認証されています。
 今年度は、過去3年間の「研究・普及中心の活動」ではなく、認証牧場による教育ファーム活動を支援する等、「現場に即した実践的活動」への転換を図り、「認証制度の適正かつ円滑な運営」及び「酪農教育ファーム活動の効果的な普及」を重点課題として、諸活動を展開する予定です。

■本推進委員会の活動に関心のある方は、事務局までお問い合わせください。





酪農家情報ネットワークとは?
「酪農家情報ネットワーク」は、酪農家および酪農関係者を対象にしたインターネットによる情報交流の広場です。
 会員の皆様からの意見や疑問、生産現場の実態などを、テーマ別会議室やアンケート調査を通じて日々把握し、各種酪農関係事業に迅速に反映させるとともに、酪農現場における多用な経験や取り組み、新しい技術や知見を多くの仲間たちと共有して、日本酪農の振興をめざしていくことを目的としています。
 昨年9月の開設から1年。おかげさまで会員数は1350人(うち酪農家は約800人)を超えました。


主要な内容

■会員情報データベース機能
 会員の基本的な経営情報等をデータベースとして整理してあります。地域や経営の特性等を検索することにより、効率的に希望するタイプの情報交流相手を見つけることができます。

■会議室
 様々な酪農の話題を気軽に話し合える意見交換の場です。テーマ別に掲示板を設置しており、それぞれの分野の専門家によるアドバイスを受けることもできます。現在、「酪農なんでも会議室」「環境問題会議室」「消費者交流会議室」「飼養管理会議室」の4つを設置。日々、意見交換が行われています。

■アンケート
 インターネットの即時性を生かして、生産現場の情報を的確に把握します。現在、毎月「生乳生産動向観測調査」を実施。

■資料室
 酪農に関連した情報や統計資料、「酪農全国基礎調査」等の研究結果資料等を掲載していきます。

■メールマガジン
 毎月10日、20日、30日の3回、酪農に関連したニュースを中心に、メールマガジンを発行しています。

「中酪情報」のページを新設
 中央酪農会議が情報提供のための機関誌として、関係団体および関係者向けに毎月発行している「中酪情報」を新たに掲載。中酪の主な処理事項や研修会等の開催結果、各種統計資料などを扱っています。より迅速な情報提供を心がけておりますので、いままで読んだことのなかった人もご覧になってみてください。

「生乳生産動向観測調査」アンケートにご協力を

 わが国の生乳生産量は、年々減少傾向にあります。その理由として酪農家戸数と搾乳牛飼養頭数の減少等が挙げられますが、的確な需給調整のためには、短期的な生乳生産見通しを策定することが重要となっています。
 そこで、この調査では、過去の実績推移(統計データ)で把握できない生乳生産の転換点や変化要因等を反映する指標として活用することをめざし、8月より実施しています。ぜひとも皆様の生産現場からの声をお聞かせください。



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