スゴいぞ!牛乳。飲んだら、ええよう。  >>>                             



2000.SUMMER Vol.7
VOICE


新聞広告効果度調査より

意見広告「牛乳と水をいっしょにしないでください」に対して寄せられた、一般消費者の反響をご紹介します。
牛乳は水とちがい、生産労働によってのみ得られる自然の恵みであることを、厳しい酪農情勢とともに訴求したこの広告を、 平成11年度生乳需要拡大特別対策事業(詳細2面)の一環として、本年3月、計34の新聞紙上に掲載しました。


好意的な意見
●H.Yさん/新潟県/高校生女子
 「私も、牛乳が適正な価格になることを願っています。新聞に載っている記事で、こんなにいろいろと考えたのは初めてです」。
●N.Yさん/東京都/女性
 「私は農家出身なので、休みも取れない酪農家の大変さはよくわかります。遺伝子組み替え食品や大量に農薬を使った輸入食品が出回っていて、皆、なるべく国産を望んでいるはずです。国産の牛乳は本当に貴重です。消費者も価格だけでなく、質で選ぶ人が今後も増えると思います。安全でおいしい牛乳生産を、がんばって続けて下さい。お願いします」。
●S.Kさん/青森県/38歳男性/会社員
 「安価になると、人はそれを軽視しがち。卵、バナナもそうでした。生産者側に立てば、価格だけ下降するのは確かに理不尽です」。
●M.Nさん/山形県/女性
 「わが家は3人子どもがいて、毎日1リットル以上飲んでいますが、常日頃、価格の安さを心配していました。生産者と消費者が直結した流通ルートをめざすのはどうでしょうか」。
●I.Kさん/大阪府/男性
 「敬意と感謝を込めて書かせていただきます。広告に同感し、適正価格で売られることを望みます。パッケージも、夢のある絵柄に」。
●M.Sさん/長野県/女性
 「ドキッとしました。安いものばかり求める自分が恥ずかしくなりました。一滴も無駄にすることなく感謝して、いただきます」。
●I.Nさん/鳥取県/40歳男性/会社員
 「ぜひ消費者の協力で、酪農家の方々を助けていきたいです。今後も定期的に、牛乳対策の危機を広告で訴えて下さい」。
●F.Rさん/広島県/女性
 「カルシウム不足の人が多いなか、わが家もがんばって1日1杯飲むことにしています。これからも、誇りを持って仕事をして下さい」。
●S.Kさん/神奈川県/女性
 「酪農の方々の限界とも受け取れる大変な状況を知り、とてもショックでした。生産者団体の結束をより強固にし、国への働きかけを、消費者とともにしていくべきと思います」。
●T.Tさん/埼玉県/男性
 「牛乳は、古来から洋の東西を問わず、人間に欠くべからざる働きをしてきました。チラシの目玉商品として牛乳を使ってきたのは不明の至りですが、しかし、この広告の指摘通りと思います。牛乳は人と牛からの贈り物」。
●Y.Sさん/千葉県/77歳女性
 「水より安く売られていて驚きました。私たち老人も、健康のため乳製品を摂っています。皆様が情熱を傾けて続けられるような、適正価格を皆で考えていかなくては」。
●A.Hさん/高知県/男性
 「牛乳が大好きです。課税の意味ではありませんが、タバコやビールのように、皆が納得できる一律の適正価格はどうでしょう」。
●T.Aさん/福井県/女性
 「宅配牛乳を愛飲し、ミルク料理も時々作ります。酪農家の皆様、がんばってください」。



厳しいご意見
●O.Sさん/滋賀県/男性
 「皆さんの毎日のご苦労がよくわかりました。が、消費者の多くはリストラ、倒産などで生活が窮地に陥っています。安い食料も、家族や生活を守るために貴重という現状です」。
●T.Hさん/富山県/女性
 「成分無調整と印刷にあるのに、なぜあんなに味がちがうのでしょうか。店頭に並んでいる牛乳を分析するなど、調べてみてください。高くても、納得出来れば買います」。
●Y.Nさん/愛知県/42歳男性/会社員
 「現在、過酷な競争に直面していない業界はないので、少々甘いのではと思いました。そもそも価格は、需要と供給によって決まるもの。消費者が求めるものなら、必然的に高額安定になると思う。現在の生産工程、流通、製品化等、まだまだ工夫点があるのでは?」。



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