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2000.SUMMER Vol.7
VOICE


Report

地域交流牧場全国連絡会
地域交流牧場全国連絡会(以下「連絡会」と略)は、昨年7月の発足以来、2周年を迎えました。
5月23日に開催された第1回代議員会では、意見交換が中心だった昨年度から一歩踏み込んだ活動を行い、 今後のいっそうの発展を期して、設立2年目となる今年度の活動計画が下記の通り決定されました。
(1)さらなる会員拡大の推進。
(2)情報伝達の迅速化・円滑化をめざした、活動体制の強化。
(3)酪農教育ファーム認証制度作成を念頭においた、酪農教育ファーム推進委員会活動への協力・支援。
(4)交流活動の充実化を図るための、各種補助事業の積極的な活用。
以上4項目を重点として、連絡会の組織体制と活動体制の強化・拡大を行います。各項目の具体的な内容は、次の通りです。


会員拡大の推進
昨年度も重点事項として取り上げた会員の拡大。総力を挙げて取り組んだ成果も上がり、発足当時から今日まで、会員数は徐々に増加しています。しかし、連絡会の存在自体が、まだまだ社会全体に広まっているとはいえないのが現状です。
そこで本年度は、昨年度に効果の上がった方法を参考に会員拡大に取り組むほか、各地域における青年部・婦人部などの会合を通じて連絡会の活動を紹介するなど、草の根レベルでの活動も活発化させていきます。また、インターネットや新聞・業界紙誌を活用したPR活動も予定しています。


活動体制の強化
連絡会の活動体制を強化するには、各会員のみならず、地域・全国レベルでの活動を支援・推進していく必要があります。そのために本年度は、会員および全国・ブロックの双方を、同時進行で支援していく予定です。
まず各会員への支援活動として保険制度を創設し、全会員牧場の施設賠償責任保険(けがなどへの対応)を一括加入するとともに、希望者に対しては、生産物賠償責任保険(食中毒などへの対応)を任意保険として創設します。また、交流活動支援ツールの斡旋・配布・販売も検討していきます。
次に全国・ブロックレベルの活動に対しては、各ブロック会議や専門部会(交流部会および製造・流通部会)の開催、機関紙の発行・配布(年4回)、国内先進地視察研修(関東地区および北海道十勝地区)などが予定されています。
一方、5月30日?6月8日にかけて、英国の教育ファームの視察を実施。海外先進地への見識を広める研修においても、多大な成果が報告されました。



酪農教育ファーム
酪農教育ファーム推進委員会では、今秋に酪農教育ファーム認証制度の立ち上げを計画しています。連絡会では、認証制度に酪農家の意見を充分に反映させるため、推進委員会活動に対し、協力・支援していく予定です。


各種補助事業の活用
連絡会活動をより充実させるために、中酪では様々な補助事業を実施しています。特に希望会員に対しては、新規就農円滑化モデル事業により、簡易トイレ・手洗い場の設置および指導謝金の交付を実施し、交流活動の充実を図ります。
連絡会では、一人でも多くの酪農家に、この活動に対する理解と参加を呼びかけています。都市生活者との交流や、教育的機能の充実、生産者相互の情報交換などを通じ、わが国酪農の発展を、ぜひ皆さんとともに進めていきたいと願っております。



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