スゴいぞ!牛乳。飲んだら、ええよう。  >>>                             



2000.WINTER Vol.5
VOICE



 酪農家の皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
平成10年12月に「中酪VOICE」を創刊しましてから、2度目のお正月を迎えることとなりましたが、この間にわが国の酪農政策をめぐる情勢は、農業政策全般にわたる自由化・国際化の進展の中で、指定団体の広域化の推進・市場原理の導入・不足払い制度の見直し・飲用牛乳の表示の見直し・学校給食用牛乳供給事業の見直し等々、制度の根幹に係わる変革を余儀なくされつつあります。本会議は、これら重要課題について農林水産省を始め関係各方面と精力的に接渉を重ね生産者の皆様が将来とも安心して酪農経営に取り組めるように努力をしているところです。
 また、酪農生産をめぐる情勢が日々厳しさを増すなかにおいて、広く国民にわが国酪農に対する理解と支援を得る取り組みが一層重要となってまいりました。さらに、人々の価値観が時代とともに大きく変化していくなかで、自然環境の保全、子どもたちの教育の場としての牧場の役割が急速にクローズアップされてきました。
 これらの課題や、これに対する本会議の取り組みにつきましては、その都度皆様方には紙面を通して伝達をして参りましたが、今後とも必要な情報を逐次提供し情報の共有化を図る様に努めて参ります。 さて、本年は辰の年であります。「龍は風雲に乗じ天に昇る」のたとえ通り、本会議と致しましても先に述べた諸課題を果断に克服し21世紀の日本の酪農の足がかりを固め飛躍の年になりますよう邁進する決意であります。
 最後になりますが、皆様のご多幸を祈念するとともに本会議の業務へのご支援・ご理解の程をよろしくお願い致します。





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