1999.SUMMER Vol.3
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知っておきたいこんな補助事業

土地利用型


生産者の方々を支援する事業
土地利用型酪農推進事業は、平成11年度から始まった新規の補助事業です。 日本の酪農は、飼養規模の拡大が急速に進展しましたが、それに見合った草地や飼料畑が十分に確保できなかったことなどから飼料の自給率が低下し、また家畜の糞尿を処理するための農地が不足していることなどから、環境汚染が大きな問題になっています。 この事業は、そのような問題にきちんと対応できる自給飼料基盤を持った生産者を支援する目的で作られました。 この事業の仕組みは、前年度の加工原料乳認定数量に応じて、指定団体に補助金が交付されるというものです。 指定団体は、都道府県庁や農協と連携・協力して(原則として)「飼料基盤強化奨励金交付事業」を行います。なお、補助金の交付額が700万円未満の少額の県(加工原料乳の発生の少ない県)は、「飼料基盤強化促進事業」を選択することもできます。(図参照)

飼料基盤強化奨励金交付事業
飼料作物作付地ランク別奨励金
地域 ランク
の分類
対象経産牛1頭当たり
飼料作物作付地の面積
の水準
(飼料作物作付ランク)
ランク別
奨励金単価
北海道 Aランク 100アール以上 13,000円以上
Bランク 50アール以上100アール未満 11,000円以上
Cランク 30アール以上50アール未満 9,000円以上
Dランク 30アール未満 3,000円以上
都府県 Aランク pの1.333以上 qの11分の13以上
Bランク pの0.666以上1.333未満 qの11分の11
Cランク pの0.333以上0.666未満 qの11分の9以下
Dランク pの0.333未満 qの11分の3以下
  なお、当該都府県における対象経産牛
1頭当たりの飼料作物作付面積の平均
値をpとする。
なお、qの算出方法は以下のとおり。
q=都府県毎の奨励金総額/(Aランク
対象経産牛頭数×13/11+Bランク
対象経産牛頭数×11/11+Cランク
対象経産牛頭数×9/11+Dランク
対象経産牛頭数×3/11)


飼料基盤強化奨励金交付事業の概要
この事業は、経産牛1頭当たりの飼料作物作付地の面積に応じて、奨励金を生産者に交付する事業です。具体的には、経産牛1頭当たりの飼料作物作付地の面積の水準を上図のように4つにランク分けし、ランクに応じた1頭当たりの奨励金×そのランクの該当する生産者の経産牛頭数の金額を生産者に交付します。 なお、ここでいう経産牛の頭数(対象経産牛頭数)は、生産者が実際に飼っている経産牛頭数ではなく、指定団体に1年間に出荷する生乳の量を、指定団体が定めた経産牛1頭当たりの基準泌乳量で割った経産牛頭数を使います。

円滑に進めるためのお願い
「飼料基盤強化奨励金交付事業」に参加される意思がある生産者には、飼料作物作付地の詳細を記入する「飼料基盤強化奨励金交付事業参加申込書」が配布されていると思います。この事業は、生産者の皆さんに飼料作物作付地の面積を教えていただいてはじめてスタートすることができます。 まずは、決められた期日までに、事業参加申込書を農協に提出していただくようお願い申し上げます。

飼料基盤強化促進事業の概要
飼料基盤の強化を目的として、当該地域の粗飼料栄養分析・土壌成分分析や、専門家による飼料生産技術の改善を図るための指導、指導用資料の作成・配布、研修会などを行う事業です。

生産者各自の都道府県が、奨励金交付事業を実施するのか、それとも促進事業を実施するのか農協などにお問い合わせ下さい。


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