スゴいぞ!牛乳。飲んだら、ええよう。  >>>                             



1999.SPRING Vol.2
VOICE



中酪事業ガイド「ミルククラブ」


1万人の消費者会員と生産者を結ぶために
図 情報誌「ミルククラブ」や日本の牧場スタンプラリーなどでおなじみの消費者会員組織「ミルククラブ」が誕生したのは、今から7年前の平成4年のこと。酪農家と消費者を結ぶネットワークを作ろうという目的で設立されました。当初5,000人だった一般消費者会員は、現在では2倍の約1万人。この他に、特別会員としてマスコミ関係者や国会議員、消費者団体などのオピニオンリーダーを加えると、酪農関係者以外で全国に約2万人のミルククラブ会員がいます。
一般消費者会員の方からは一人当たり年間1,000円の会費をいただき、その会費と指定団体を通じた生産者からの需要拡大拠出金の一部を活動資金にしています。
生産者と消費者との交流を促す同様の全国的な取り組みのなかで、ミルククラブのように、有料会員が常時1万人もいるような組織活動は少なく、いわば、熱烈な日本酪農へのファンづくりに大きく貢献しているわけです。


ほかでは味わえないたくさんの酪農イベントが魅力
ミルククラブでは、情報誌上にて参加者を募り、会員を対象とした色々なイベントを実施していますが、ここ最近のチーズ&ワインブームを反映してか、本格的なチーズづくりを体験する「手作りチーズを作る会」や家庭で作れるチーズ作りを専門的に学ぶ「フロマージュ・サロン」が人気です。また、バスに乗って日帰りで牧場や乳製品工場を見て回る「酪農見学ツアー」も年7回と盛況です。
現在、東京、大阪、名古屋、仙台などの大都市を中心に、イベントを行っていますが、多くの会員の方の希望があれば全国各地で開催したいと思います。
ミルククラブの会員の約8割は女性ですが、今後は男性会員も増やしたいです。


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多彩な企画を通じた、生産者と消費者の交流
PHOTO 情報誌の巻末についているアンケートはがきが、毎回600通近く寄せられます。そのなかには、たくさんの生産者の方からのはがきも含まれています。それらの貴重な意見を参考にして、誌面内容やイベントを企画しています。生産者や消費者の方からの直筆の文面に、確かな交流の手応えを感じます。このようにして情報誌上で、生産者と消費者の温かな交歓が着々と育まれているのです。
また、情報誌上で、牛乳や乳製品の注文を受け付ける「誌上ショップ」や、国産ナチュラルチーズを中心とした乳製品アンテナショップ「ミルク倶楽部」も好評です。
ミルク倶楽部は、代金引き換えシステムのクール宅急便を平成8年より開始。各地域のオリジナルブランドや第3セクターで作る本物志向のチーズやヨーグルトなどの乳製品を全国へとお届けしています。生産者の皆様が一生懸命に、生乳を生産してくださっているのですから、もっと消費者との交流窓口として機能を充実させていきたいと考えています。



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