食品の安全性の確保に係る取り組みは、日本だけではなく、海外でも実施されています。特にEUでは、1990年半ば以降、牛海綿状脳症(BSE)と変異型クロイツフェルトヤコブ(CJD)の関係が発表されたことや、農産物へのダイオキシン残留問題、口蹄疫等、食品安全及び公衆衛生に関する深刻な問題が発生したことから、食品安全行政体制を見直すとともに、『農場から食卓まで(farm to table)』の理念のもと、食品の安全性を確保するための様々な法規制が制定されました。これらを受けてEU加盟各国の酪農乳業界は様々な品質保証プログラムに取り組んでいます。
以下では、各国の生乳生産現場での取り組みをご紹介いたします。